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6/12 ニュースなスペイン語 Instrumentos:楽器

バルセロナ大学が主導している、考古学(arqueología)と民族音楽学(etnomusicología)の研究チームは、イスラエルの北部のアイン・マラッハの発掘調査(excavaciones de Eynan Mallaha)で、中東地域(Medio Oriente)で最古の楽器(los instrumentos más antiguos)6体を発見したという。 

推定で1万2000年以上も前(más de 12.000 años de antigüedad)の楽器のようだ。

楽器は水鳥(un ave acuática)の一種、ナキマシコ(pájaros moros;学名rhodopechys githaginea)という鳥(写真)の骨を使った笛(flautas)。

吹くと、ハイタカ(gavilán europeo)やチョウゲンボウ(cernícalo)といった猛禽類(rapaces)の鳴き声(canto)に似た音がでるという。 

ハイタカ
チョウゲンボウ

高い、鋭い音(obtener sonidos más agudos)を出すために、小さい骨をあえて選び(no se hacía al azar)、猛禽類の鳴き声を真似た(imitar los de las aves rapaces)のではないかと専門家は考える。

楽器が見つかったアイン・マラッハはフラ湖(lago Houleh)のほとりの集落で、1万3000年から9700年前にナトゥーフ族(natufienses)という部族が生活をしていたという。

ナトゥーフ文化(cultura)は狩猟や漁猟(basados en la caza y la pesca)を基盤とする移動型生活スタイル(vida móviles )と農耕を基盤とする(basados en la agricultura)定住型生活スタイル(sedentarios)の架け橋(hizo de puente)となると目されていることから、極めて重要(importancia capital)という。

楽器の用途については、狩りの際の合図に使っていた(cazar) とか音楽を奏でる(tocar música)などの仮説がある一方、ナトゥーフ族が鳥たちとのコミュニケーションをとるため(para comunicarse con las aves)という仮説もある。

というのも、鳥たちとの対話は彼らにとって、特別な意味(simbología especia)をもっていたからだ、と専門家は話す。

鳥の鉤爪で作られた様々な装飾品(múltiples objetos de joyería fabricados con garras)が出土していることも、この説を裏付けているようだ。

写真は出土した楽器。

出典
https://www.rtve.es/noticias/20230609/descubren-israel-instrumentos-mas-antiguos-oriente-proximo/2448997.shtml