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9/18 ニュースなスペイン語 Hacia normalidad:通常化に向けて

スペインの17日現在の新規感染者数(los nuevos casos)は3222人、新たに亡くなった人(los fallecimientos)は44名だった。そして、直近2週間の10万人あたり(por cada 100,000)の感染者数は91.2人で、これは、昨年の8月以来、もっとも低い水準となり、第5波(la quinta ola)の初期(el inicio)とほぼ同レベルの数値である。

感染者数は、ゆっくりとしたペースではあるものの(la velocidad del  descenso es menor)、すべての自治州で減り始めている。ただし、危険区域(riesgo alto)の自治州が3つある(マドリード州、カタルーニャ州、バスク州)。

そして、80歳以上と19歳未満の10万人当たりの感染者数が100名を超えているもの、これ以外の年齢層(el grupo de edad)で感染者数は減り続けている。

ワクチン接種も、ゆっくりながら、進んでいる(La vacunación avanza, aunque a un ritmo menor)。現在、国民の78.8%が少なくとも、1回のワクチン接種を受けたことになる(el 78,8 % ha recibido al menos una dosis)。

こうした状況、特に、10万人当たりの感染者数が100人を下回った点を受け、多くの自治州で「規制を緩和し(Las comunidades relajan medidas)」、「正常化に向けて歩みを始めている(avanzan hacia la normalidad )」というニュースがスペイン国営放送(RTVE)に載った。

すべての自治州で「夜間外出禁止令(el toque de queda)」が解除された。そして、多くの自治州で、営業時間の短縮(las limitaciones horarias)と入場制限(las limitaciones de aforo)が解除された、もしくは、数日以内に解除される予定だ。

マドリード州のように、ディスコ(discoteca)やナイトバー(bar de copa)などの再開・もしくは営業時間の延長(la ampliación)を許可する自治州もある。一方で、バスク州のように、こうした措置を見送る、慎重な自治州もある。

日本とスペインは、もちろん、状況も対策も違う。スペインは「夜間外出禁止令」や「域内ロックダウン(el cierre perimetral=県(市、区、etc)をまたぐ移動の禁止)」を取った。違反者には罰金を課すという、かなり、徹底した措置だった。

しかし、スペインの規制解除のニュースは希望が持てる。あぁ、日本もいつしかこんな日が来るんだろうな、という光も見える。希望や光が見えると、もうひと踏ん張りしようという気になれる。

写真は「夜の娯楽街(el ocio nocturno)」のひとつ、ナイトバーの様子。マスク(mascarilla)を外さないのが良い。勝ってかぶとの緒を締めよー。この発想があれば、大丈夫だ(と信じたい)。