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11/25 ニュースなスペイン語 Astronautas españoles:スペイン人宇宙飛行士

タイトルの写真に挙げたふたりの若者がこの度、欧州宇宙機関(Agencia Espacial Europea;European Space Agency) によって宇宙飛行士として選出された。

欧州宇宙機関は、平たく言えば、アメリカNASAのヨーロッパ版。

写真左がパブロ・アルバレス・フェルナンデス(Pablo Álvarez Fernández)。カスティージャ・イ・レオン州のレオン県出身の34歳。航空宇宙工学の専門家(ingeniero aeronáutico)。正式な(como titular)飛行士として選ばれた。スペイン人飛行士としては3人目。

一方、写真右がサラ・ガルシア・アロンソ(Sara García Alonso)。アルバレスと同郷で、同世代。こちらは、補欠(suplente)。

ふたりは月面着陸への再挑戦(regreso a la Luna)や火星探査チャレンジ(la futura llegada a Marte)のための任務に就く予定。

もっとも、アルバレスは他の5人と共に正飛行士としての選出だが、ガルシアは補欠としての選出なので、任務が増える(un aumento de las misiones)などの要因がなければ、乗船などのミッションはない可能性がある。

欧州宇宙機関が去年2月に行った飛行士募集(convocatoria)に対して、加盟国22ヶ国から、2万2523人の応募(aspirante)があったそうだ。

今回は障がいを持つ飛行士(astronauta con discapacidad)の枠(plaza)をひとつ募集し、257人の応募があったという。

応募条件は最低でも修士号(máster como mínimo);数学(matemáticas)、工学(ingeniería)、情報工学(informática)、医学(medicina)のいずれかの実地経験3年(tres años de experiencia);英語とその他にもう1言語(un segundo idioma)を知っていること、などなど。

アルバレスの前のスペイン人飛行士ペドロ・ドゥーケ(Pedro Duque)が選出されたのが1992年のことだから、今回の選出は30年ぶりの快挙。

写真はパブロ・アルバレス(左)とサラ・ガルシア。

ちなみに、スペイン他、フランスや英国での勤務経験があるアルバレスは「私は根っからのヨーロッパ人(Siento que soy un europeo de corazón)」 と語っている。

出典
https://www.rtve.es/noticias/20221123/pablo-alvarez-sara-garcia-primeros-astronautas-espanoles-30-anos/2409895.shtml#amp_tf=%251%24s%20%E3%82%88%E3%82%8A&aoh=16693206289429&csi=1&referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com&ampshare=https%3A%2F%2Fwww.rtve.es%2Fnoticias%2F20221123%2Fpablo-alvarez-sara-garcia-primeros-astronautas-espanoles-30-anos%2F2409895.shtml