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10/30 ニュースなスペイン語 Manga Barcelona:マンガバルセロナ

2年ぶりに、バルセロナに一部対面式の(presencial)マンガフェス(salón de manga)が戻ってきた。

今年で27回目(27 edición)を数えたマンガバルセロナは、2019年に開催された25回大会に12万5000人を迎え、過去最多を記録した。

昨年は、オンラインのみ(exclusivamente online)の開催だった。

そして、今年は、対面とビデオ会議(videoconferencia)の併用で、29日から11月1日の間、開催する。

完全対面とはいかないまでも、オタクたち(otakus)がいかに今大会を待ち望んでいたかは、大会4日間のチケット(entrada para los 4 días)がわずか数時間で売り切れたことからもうかがい知れる。

チケット販売はネットのみで、対面販売(taquilla física)はない。1500枚のチケットに1万5000人以上が殺到したというのだから、オタクたちの熱狂ぶりが分かる。尤も、結局、システム障害(incidencia)が発生したらしいから、ちょっと残念だ。

チケットは再入場ができない(un solo acceso)ので、誰かが会場から出てくれば、その分、空き(vacante)ができ、チケットが販売され、他の誰かが入れるシステムだ。だから、チケットが取れなかった人(quienes se quedan sin)は、フェスの間は待ていれば良いらしい。

対面の会場はフィラ・デ・バルセロナ(Fira de Barcelona)展示場に設置された。入場制限(ajuste al aforo)、マスクは必須(mascarilla obligatoria)、食物は持ち込み可(se podrá llevar comida de casa)、ソーシャルディスタンス(distancia de seguridad)、人の往来(cruce)を避けるために出入口を分ける、ジェルによる手指消毒コーナー(puntos de lavado con gel)――。大会責任者(director)は、これを「コロナルール(la normativa covid)」と呼ぶ。

会場にはワクチンの集団接種のコーナー(punto masivo de vacunación)がある。これは数ヶ月前に一般の人たち向けに設置されたもので、マンガフェスのために設置されたものではないが、まだ接種を受けていない来場者(todo el que aún no lo haya hecho)に接種を勧めるという。

日本からは平庫ワカ(Waka Hirako)や小日向まるこ(Marco Kohinata)といったマンガ家たちがオンラインで参加する。また、今年で20周年を迎えた「千と千尋の神隠し(Viaje de Chihiro=「チヒロの旅」)」の上映もあるという。

日本でも知る人がいるかもしれないが、グラナダ出身のスペイン人マンガ家ケニー・ルイス(Kenny Ruiz)らもフェスを盛り上げる。下はルイスの代表作「二本の刀(Dos Espadas)」。

写真は今年のフェスの様子。コスプレ(cosplay)が見事だ。