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10/21 ニュースなスペイン語 Muerte de un bioquímico:ある生物科学者の死

バルセロナ大学は昨年ある生物科学者の男性(当時45歳)が死亡したことをうけ、この死について調査を始めたと発表した。

男性はクロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt-Jakob)に見られる症状(síntomas compatibles)を患っていたという。

クロイツフェルト・ヤコブ病は、運動能力が急激に落ち(una disminución rápida en el movimiento)、神経機能が働かなくなる(pérdida de la función mental)脳神経の疾患(daño cerebral)とされている。

初期(los síntomas iniciales)は筋肉の連携がうまくいかなくなり(falta de coordinación muscular) 、記憶が喪失したり、干渉したり(pérdida de memoria y confusión)して、アルツハイマーなどの認知症(el alzhéimer)によく似た症状を示すという。

発症後はわずか1年ほどで死に至り、根本治療は現在のところない。

不可解なのは、この男性科学者が無許可で(no autorizadas)、動物や患者の患部の数千点に及ぶ標本(miles de muestras de pacientes y animales)を厳重に保管された箱(un cajón reservado)に隠し持っていた点だ。

まだ、こうした標本とクロイツフェルト・ヤコブ病の発症の因果関係は今のところ分からないが、バルセロナ大学は男性が主任研究員(investigador principal)を務め、自らのグループを率いて研究していたラボを即時閉鎖(cierre inmediato)し、施設内の汚染洗浄(descontaminación)を行うと発表した。

何か不可解で、長引きそうな事件だ。

写真はクロイツフェルト・ヤコブ病の患者の脳細胞の様子。

これは脳に関わる病なので、レントゲン写真や解剖写真など、ちょっと、素人にはゾクゾクしちゃうものが多いので、1番当たり障りがなさそうなものをタイトル写真に選んだ。

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