歯車

その時、一瞬一瞬で選択したものが、なんだかうまいように回っていかないように感じる時。

それは、選択のミスなのか、そのような流れになっても、結果的には最善の流れとなっていくのか。
短期的にはミスでも、中長期的には最善だった、ということもあるわけで。

「選択に対し、起こった結果をどうとらえるか。」

これは、解釈の問題だ。

どんな最悪でも、最善だったと思えるか。
些細な選択ミスをした自分を許せるか。他人を許せるか。

直感としては、どう感じていたのか。
本当はどこかで、そうなるような気がしていたのか。
それとも、
感じ取れなかった故の、悔しさなのか。

散々考えたら、あとは、呪文。

「なんとかなる、なんとかしていく、なんとでもなる」

そうやって、次のことに夢中になっていけば、時が解決する。

自分が選択する時、何が大事かなぁ？

集中？直感？感情？知識？決断？論理思考？シュミレーション？

まだまだあるような気がする。

自分の意思だけで選択できる時もあれば、そうじゃない時もある。

その結果として起こったことは。
歯車が合うか、合わないか、で、考えていく。

小さい歯車と、大きい歯車が、グルグル。

ああ、でも、鋼の歯車じゃないんだよね。

なんだろう？樹脂製？ゴム製？
なんだかとっても、フレキシブルなの。

合わないと思ったら、噛み合いだしたり、合うと思っていたのに、どんどんずれていってしまったり。

（それってもう、歯車っていう？）

って、心の中でツッコミながら、

（いやいや、歯車ですよ）

って、もうひとりのわたしが、弁明する。

ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる。

まわる、まわる、まわる。

そうやってきっと、毎日が過ぎていく。

どこへ辿り着こうとしているのかわからないまま。

ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐると、回っていく。