『ミモザ咲き誇る」 <ショートストーリー>
作・Jidak
うん、今年もまたまた見事な咲きっぷりですね。
ここで咲いてくれる君たちミモザには、この陽菜(ひな)様史上最大の賛辞を贈ります。
皆(みな)の者、喜ぶがよい。
「陽菜!」
急に名前を呼ばれて振り向く。
そこには、大好きな莉央(りお)先輩が。
「え、あ、莉央先輩、今日はども、あの、ありがとうございました」
もっとうまく話せ、バカ。
「みんなよかったよ。安心して卒業できるわ。陽菜の照明もタイミングバッチリ!」
そう、私は照明係。スポットライトが似