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ものがたり ーJidak Storyー

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ショートストーリーを中心に創作物語を置いていきます。 このマガジン内のストーリーは、ご自由にお使い頂けます。 ご利用になる際、このURLと作者名など、明記して頂けると嬉しいです。… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

『真のじゆうしゃ』 <ショートストーリー>

「うーん、眩しい…」 遮光カーテンに少しの隙間。躊躇なく私の目を射る太陽の光。 半分寝ぼけ…

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朗読/モノローグ台本としてご利用ください。

「ものがたり-Jidak Story-」というマガジン内で、ショートストーリーやモノローグ台本を置い…

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『推していく』(モノローグ)<ショートストーリー>

楽しかったね、久しぶりに皆んなで集まれて。 びっくりだよね。ケンくんだけなんだもん、ラグ…

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『ヴィシソワーズ』 <ショートストーリー>

作・Jidak そういう目的ではない。 出会いのチャンスがあるかもって人もいるのは知っている。…

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『ディケイド』 <ショートストーリー>

作・Jidak あ、ジェラート屋さんは今はもうないのか。 それもそうか。最後にこの公園に来…

『ゴーイングホーム』 <モノローグ>

 作・ Jidak 「あれ? ちょっとわかりにくいですかね、『エモーショナル』。ああ、なんか…

『ミモザ咲き誇る」 <ショートストーリー>

   作・Jidak うん、今年もまたまた見事な咲きっぷりですね。 ここで咲いてくれる君たちミモザには、この陽菜(ひな)様史上最大の賛辞を贈ります。 皆(みな)の者、喜ぶがよい。 「陽菜!」 急に名前を呼ばれて振り向く。 そこには、大好きな莉央(りお)先輩が。 「え、あ、莉央先輩、今日はども、あの、ありがとうございました」 もっとうまく話せ、バカ。 「みんなよかったよ。安心して卒業できるわ。陽菜の照明もタイミングバッチリ!」 そう、私は照明係。スポットライトが似

『シネマティックモード』 (ショートストーリー)

原案・Sophie 作・Jidak 紅葉が、それはそれは美しくて。 その季節のセントラルパークはね…

『オマハビーチと高校球児』 (ショートストーリー)

こんなんじゃない。 私がほしいのは、こんな時間じゃない。 目の前の、ハンプティダンプティ…

『ともだち』 (ショートストーリー)

作・Jidak 「ねぇ、新聞、お願い」。 大学に入って初めての夏、私は実家の高松に帰省してい…

『COLOR』(ショートストーリー)

作・Jidak お、サーモン? あ、カルパッチョか。いい色! サーモンピンクって、この色だよね…

『洋梨とフリージア』(ショートストーリー)

作・Jidak 自分が臆病な人間だって、気づいてしまう瞬間ってないだろうか。 私にはあった。 1…

『嘘をついたことなど…』 (ショートストーリー)(モノローグ台本)

作 Jidak これは私の。あと、これも。 もちろんドライヤーも持っていくよ。 買ったの私だか…

『東京トワイライト』 (ショートストーリー)

    作・Jidak あの日。 「じゃ」 って言われて、 「じゃ、またいつか」 って言った。 全力で、さりげなく言えたつもりだった。 そう、1年前。 4年前にニューヨークへと転勤になり、 渡米直後に新型ウィルスが世界を襲った。 状況が刻々と変わり、当初3年と言われてた赴任が、 突然「さらにあと2年」と言われた。 それが1年前。 東京にいる彼女と、週に1度テレビ電話で話す。 こちらは朝9時、東京は22時 。 二人でコーヒーを飲みながら。 その頃、彼女は30歳の誕