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農業体験でチームビルディングやってみた

軽く自己紹介

佐賀県鳥栖市でフリーランスとして活動している水田侑宏(みずた ゆきひろ)と申します。2022年に東京からUターンしまして、福岡・佐賀等九州の企業を中心に新規事業等の立案や実証支援、マーケティング支援等をしています。

詳しい自己紹介やどうして佐賀にUターンしてフリーランスになったのか、という経緯は改めて別の記事でご紹介させていただきたいと思いますが、フリーランスのチームを組み、農業体験でチームビルディングに取組むという珍しい体験をさせていただくことになりましたので、是非ご紹介させてください(初NOTE投稿です。拙い文章ですがご容赦ください)

フリーランス+副業人材による新規事業支援チーム

発端はフリーランスとしての活動開始と同時に2022年の前半で都心から九州/福岡への移住を支援する(株)YOUTURNの新規事業をお手伝いする機会をいただきまして、フリーランスや副業人材で九州の企業を盛り上げるBeTURNの立上げを一緒にさせていただきました。

その中で西日本最大の農園芸商社であるニチリウ永瀬(https://www.nichiryunagase.co.jp/)の新宿区柏木小野菜の森プロジェクト(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000072201.html)を始めとした自然との体験を通じて新たな気づきや学びの機会を作りたいという思いに賛同したメンバー3人とニチリウ永瀬の生嶋さんでチームを組み、教育×農体験をテーマにプロジェクトの開発を進めています。

リモートチームのチームビルディング

「田舎で育ったが、都心だと同じような体験をさせてあげられない」「子供の夏休みの自由研究でいい体験場所が中々ない」等、子育て世帯をヒアリングさせていただくと自然体験によるニーズは様々ですが、そういった思いがあることをお聞きする一方で、まずは自分たちがその魅力を存分に知らないと始まらない!ということで、チームで農業体験をやってみることに。

毎週1~2回程、定例会やヒアリング等で打ち合わせを重ねていますが、メンバーも東京・福岡・佐賀とバラバラ。毎回ZOOMで会話していたこともあり、実は今回が初めての対面。

農業体験を通じたリアルな時間の共有によるチームビルディングも目的の一つでした。

遊び学者にオファー

ご相談したのは、佐賀ローカリストアカデミーで知り合ったNPO法人ノビトワークス代表、日本マイナースポーツ協会理事、佐賀大学非常勤講師等、「遊び学」をテーマに活動されている遊び学者の原田光さん。
(https://haradahikaru.com/)

遊び学者という肩書ですが、ご自身も仰っていた強みは「幹事力」。「遊ばせる」のではなく、みんなが思い思いに「遊ぶ」というフィールドのセッティングと自発的に動きたくなる仕掛けを「さりげなく」することが得意な方で、自然体験を通じて自発的な学びや偶発的な出会い・きづきを作りたいと思っていた僕らチームにとっては理想的な相談相手でした。

全力で大人が遊んでみる

そんな原田さん協力のもと、まずは、佐賀県基山町で無農薬で自然を最大限に活用した農業を営む自然菜園廻-MEGURU-の牟田さんの農場で菊芋堀を体験させていただきました。

聞いたこともなかった菊芋掘りを教えて貰いながらチャレンジ
掘れる掘れる(笑)。大の大人たちが「でっけーの採れた」と大騒ぎ(笑)

続いて、原田さんが手掛ける森の開拓コミュニティ(THE WOODYS KIYAMA(https://peraichi.com/landing_pages/view/thewoodyskiyama)へ移動。収穫した野菜と自家製の野菜と味噌を使ったお味噌汁と赤飯(これが激ウマ!)収穫した菊芋を焚火でいただきながら、牟田さん一家と農業の話ざっくばらんにさせていただきました。

大の大人が自然のブランコではしゃぐ(笑)
森で栽培している椎茸~こうやって育てるんですね~
椎茸の収穫をさせていただきました。
寒い冬空も焚火があるので楽しい
油多めで炒めた菊芋はホクホクかつ甘みが多くて絶品
アヒージョは激うまでした

自然での遊び×チームビルディング

はい、大人が全力で遊んでました(笑)。この楽しさだけで大満足でしたが、色々と気づきもありました。農業プログラムに対しても色々と気づきはあったのですが、今回は題名の通り、チームビルディングをテーマに書いていきたいと思います。

①フラットな関係値作り

程よくプライベート感も交わり、元々よく喋るメンバーではありますが、より自由にかつ発言も増える印象。フリーランスチームでも経験豊富なメンバーが話を中心に話を回しがちですが、そういったフラットな関係や会話作りには凄く有効だと感じました。

②全員が素人かつ上手くいかない体験の共有

菊芋堀りは全員が初めて。スコップで掘り返していきましたが、掘る際に断面を切ってしまったり楽しいながらも悪戦苦闘する経験ができました。①と関係しますが、当たり前にうまくいかない自然を相手にすることで、失敗を許し合う、それをどう乗り越えるかを全員で話し合ったり、笑い話にしたりという経験を共有し合えるというのも自然体験の魅力ではないでしょうか。

③身体感覚の共有による一体感の醸成

一緒に農作業するという体験の共有を通じてさらに一体感が生まれたと思います。大人が子供心で挑戦した手作りブランコも大丈夫とは思いつつ、大人の体重で大丈夫か、紐を結び付けた木に激突しないかというドキドキ感(特に僕は高いところ苦手です笑)がありました。
京都大学の霊長類研究をする山極先生が身体感覚の共有がチームワークを強くすると仰られていました(https://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m001350.html)が、いつもZOOMで会話するメンバーということもあり、よりこのリアルな体験を共有する効果を感じることが出来ました。

④協力相手を巻き込んだチーム作りに有効

キャンプ等で外で一緒に過ごす時間を通して友人と絆が深まったという経験をされたことがある方も多いのではないでしょうか。特に新規事業においては様々な業界・業種の方とチームを組むことになりますが、どのようにチームを盛り上げていくかもマネージャーの悩みの種の一つではないでしょうか。

僕らの場合は農家さんや子供の相手をしてくれる幹事役の方と組む形になりますが、一緒に焚火を囲いながら出てきた農家の思いや本音等、本業のプロジェクトの方に役立つ学びが沢山ありました。
社外の方とは飲み二ケーションで交流という機会も多いと思いますが、農業体験に限らず一緒に体験を共有することで親睦を深めていくやり方は凄くいいと思いました。

さいごに

以上、農業体験を通じたチームビルディングについていかがでしたでしょうか。まだ駆け出しのプロジェクトですが、僕らのチームでは農業や自然体験を通じて様々な気づきや学びを提供できるよう、引き続き様々な角度から検証を進めていきたいと思います。

また、農業や自然体験がより身近になるよう、大人の方々に対してもこういった機会を作っていきたいと思っています。遊びや自然体験を通じたチームビルディングや研修をやってみたいという方、是非一緒に考えましょう。お気軽にご連絡いただけると幸いです。

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