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親子でデザインする“未来”

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー【開催概要】 
日時:12月11日
会場:全教研Z-UP赤坂本校
参加者:9家族(18人)
内容:親チームと子チームに分かれて「未来の学校 」についてグループワークでそれぞれ話し合い、最後に全体で発表しあう。ここではデザインシンキングという手法を用いており、出てきたアイデアには正解も間違いもない。

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急速なIT化や、グローバル化、世界的に大きな影響を与えた新型コロナウイルスなど、私たちを取り巻く環境は、急速に変化しています。

これから子供たちに求められるのは、「自分で考える力」です。

このような時代において、教育にできることは何か。


「覚える教育」から、「考える教育」への移り変わりが求められるこの時代に、“親子で学ぶ”新しい取り組みが行われました。

12月11日に行われた「オヤコモワークショップイベント」

ここでは、親と子でそれぞれ「100年後の学校」について考え、発表しあいました。

デザインシンキングを用いたこのワークショップでは、

“正解”がありません。

つまりここでは、どんなアイデアであっても、

否定されることはないのです。


たとえ親子であっても、出てくるアイデアは違います。

そんな違いを理解し、共感する。

そのプロセスを経験することで、親と子の間に、

新しい対話が生まれました。

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それでは、そんなワークショップ当日の様子を見てみましょう。

親チームと子チームに分かれて、「100年後の学校」についての意見を出し合いました。

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これは、子どもチームのアイデアです。 

まずは、一人一人、自分のアイデアを付箋に書いてグループ内で発表しあいました。

出てくるアイデアは、「家から教室までテレポート」や、「子どもたちだけで授業」など、子どもたちの発想力にはとても驚かされました。


しかし一方で、大人チームも、「先生が有名人」「動物がいる」など、発想力において負けていませんでした。

グループ内でアイデアを出し合った後は、発表の準備です。

チームのみんなで出し合ったアイデアをどうまとめようかと、親も子も関係なく、身を乗り出して話し合う姿が印象的でした。

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最後の発表では、寸劇形式で発表するグループや、語り掛けるような口調で発表するグループなどがあり、グループごとの個性が出ていました。


参加した人からは、「今の子供達は発表する場を多く持つことになる時代。子供たちのこれからの環境を実体験できて良かった」という意見や、「子供に頭ごなしに意見や考えを伝えたりするのではなく考えることを一緒にすることは大事だ」という意見が寄せられました。


たとえ親子であっても、子供の学校での姿や、親がほかの親と話している姿などは普段家では見ることができないものだと思います。今日は、そんな普段見られない姿をお互いに見ることができたのではないかなと思うし、その経験が、「家族であってもすべてを知っているわけではないから、対話をすることが大切なのだ」という気づきにつながったのだと思います。

今回のワークショップは、親子で、アイデアを生みだすプロセスを学ぶとともに、お互いの価値観について理解する時間となりました。

このワークショップが、家族の時間の中でも違いを理解し、共感するきっかけになっていると嬉しいです。

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このイベントの講師を務めた平田一茂氏は現在、はたらくおとなに向けた転職支援サービスを提供する、株式会社ジコウの代表取締役を務めています。

あらゆるおとなが、
じぶん色の豊かさを探究し続ける社会を創る

をミッションに、今後も様々なイベントやサービスを展開していきます。

株式会社ジコウのホームページhttps://jicou.jp/

記事担当者

遠藤はな プロフィール


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