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「自分らしさ@コーチング」: キノコになって森にいてみる ~ 自分らしさにくつろぐ

たまたまつけたテレビで、谷川俊太郎氏の「宝だから」という詩が
紹介されていました。

その詩の冒頭は、こんなはじまり。

”ほんとに大事なものはあるだけでいい
 ほんとに大切なヒトはいるだけでいい
 何でも誰でもあることいることで始まっている”

「ああ、そうだなあ・・・!」

そして中盤では、

“たまには人間やめてもいいんじゃないか
 キノコになって森にいてみる
 クラゲになって海にいてみる”

「!!!」

人間やめてもいいの!?
キノコ、いいなあ・・・!!


自分が、キノコになって森にいてみる、と想像すると・・・ワクワク!!

葉っぱの匂いや、土の湿った匂い。
そこは、雑然と草や苔、木の葉や枝が落ちていて、
そんな雑然とした自然の中に、ちょこんと存在している自分。

自分の周囲の世界に好奇心を持って、
ここにいる自分を感じている自分。
何者でなくてもよくて、ただそこにいて、目を開いて呼吸をしている。
森の一部として、ただ存在していることの心地よさ。


なぜ、「キノコとして森にいる」ことに、こんなにワクワクするのか。
その何に、私がそんなに憧れを感じているんだろう。

そう自分に問いかけた時に、ポンと降ってきたのが、
「自分らしさにくつろぐ」という言葉。

そう、ここ何年もかけて探究しているのは 、それだった・・・!

森のキノコとして、ただそこに在る。
何かと比べることもなく、焦ることもなく、ただ自分として在る。
世界の一部として、オープンに在る。
自分について、卑下もせず、評価もせず、ただ自然に在る。

自分として、自分らしさにくつろいで存在していること。
それが、私の求めている究極のことなんだなあ、と、改めて。^^

(書き終えながら、この文章を書くことに時間を費やしたことに
 意味があるのかと、チラと思ってしまったことは内緒。
 キノコへの道はまだ続く^^)


☆追記:詩の全文は以下の通りです

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『宝だから』 谷川俊太郎

ほんとに大事なものはあるだけでいい
ほんとに大切なヒトはいるだけでいい
何でも誰でもあることいることで始まっている

朝 空がある 曇っていても晴れていても
昼 友だちがいる 気が合っても合わなくても
夜 働く人がいる 君が夢を見ている間に

たまには人間やめてもいいんじゃないか
キノコになって森にいてみる
クラゲになって海にいてみる

コトバになって意味やめてみる
声になってアンナプルナを呼んでみる
自分にもどってぼんやりしてみる

生きてれば毎日毎時が宝だから
目も耳も口も鼻も手足も忙しい
シニカルな大爆笑も宝石みたいに輝いて

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出典:NHK高校講座 ベーシック国語


「自分らしさ@コーチング」
メンタル・ピア!代表  迫 加奈
  チームフロー認定コーチ
  公認心理師/産業カウンセラー

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