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かくれんぼ
これは決して自分の親を否定しているわけではなく、むしろ関係性は良好なのでその前提に読んで欲しい。
「他人から好かれる人になりなさい」
「他人に迷惑をかけない人になりなさい」
「男なら泣くな」
「あんたを信用できない」
ここだけ切り取ってしまうと毒親に思われてしまうかもしれないが、これは会話の流れがあっての事なのと、親も子育て初心者で必死がゆえに出た言葉達である。(これを読んだ方は子どもに言わないで欲しい言葉ではあるが)
母は完璧主義。私は母が大好きだったし期待に応えたかったから良い子を演じていたが、そこは本来の自分とのズレもあり、よく叱られていた。
だけど、気づけば他人の顔色を窺う人間になっていた。大人になった今でも怖いし、良い人を演じてしまう事がある。長年演じていると本来の自分すらわからなくなり、ただただ苦しい時がある。
私は他人から好かれる、感じの良い人にはなれた。おかげさまで誰とでも打ち解けるのは早い。
しかし、問題はやはり根本にズレがあるのと、やはり顔色ばかり伺うようでは自信がずっとない状態で被害者意識や不安が常について回る。そんな自分が一番許せなくて苦しくなる。
変わりたいと思っている。でも30年以上生きてきた自分も否定はしたくない。努力の方向は違えど、それによって得たものもある。
ただ、固執しすぎて失う怖さに自分を変えられないのもまた悩みどころ。
今の自分に必要なのは自分を主役として考える事(自己中とか我儘とかではなく)と嫌われる勇気を持って自分を確立させていく事。
また悩むかもしれない。でもそれもまた人生。
一生いろんなことを悩みながらも、いろんな感情を感じながら生きていく。疲れたらその都度休む。
これを繰り返しながら前を向いて生きていく。
自分探しはまだ始まったばかりなのだから。
もーいいかい?
まーだだよ。
かくれんぼしている子は見つけてあげないとね。
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