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「不測」を「予測」にひっくり返す方法

先日から執筆をお手伝いしている、「自分軸手帳部」のイベントレポート

もともとユーザーとして各種イベントを楽しみにしていましたが、誰かのためにわかりやすくアウトプットするというミッションを抱えてイベントに参加すると、まるで意識が違う!

自分への吸収力も驚くほどUPし、自身の手帳の使い方にも学びがフィードバックされるという言い循環になっています。

そうやって「実践」に移していることの一つが、「マンスリーページ」の活用です。

イベントレポート│マンスリーの活用法

上記リンクをご覧になっていただくとわかる通り、マンスリーページの最大の特徴&強みは、「1カ月という単位で俯瞰できる」ということなんですよね。


「次女の行き渋り」を俯瞰してみた

ここ最近、ことあるごとに話題に出している、次女の学校行き渋り案件。

最初は、完全に学校に「行けない」わけではないし、調子よく出発する日もあるし、まぁ一過性の軽傷レベルだろう、と気楽に構えていたのですが――気づけば開始(?)から1カ月が経過しました。

最初の1週間で好転したかと思ったら、むしろ悪化したり。10分の道のりに90分近くかかる日があったり、仕事を早上がりして迎えに行ったり、結局外部への信用問題になると申し訳ないと思い取材仕事はしばらくお休みしたりという日々。

あれれ?これ、もしかして、軽傷じゃないやつ??
あるあるだとはいえ、ある程度腹くくらなくちゃいけないやつ???

そこで、スタートしたのが、手帳のマンスリーページへの記録。

  • どこまで同伴して登校?(最近は教室までがデフォルトですが…(笑))

  • 早退した?最後まで過ごせた?

  • 本人が口にしていた言葉は?

  • 機嫌は?悪くなった引き金は?

  • コンディションをUP/DOWNさせると思われる要因は?

この件については、「私自身の問題」ではなく「娘自身の問題」なので、変に解釈を加えすぎず、特に「事実」を記録することを意識。
さらに娘は口も達者で変なところで知恵も働くので(笑)、発言には本心とそうでないものが入り混じっているのが大前提。安易に言葉を捉えて原因などを断定するというよりは事実をかき集めることでより効果的なツボを洗い出せたら……という感じでして、「スナップショット」より一定期間の情報を累積したかった。
「俯瞰」がぴったりなんですよね。

そうして、目の前の「今」をただただ4週間書き綴り続けてみました。


◎パターンが見えてきた!

すると…全然気づいていなかったのですが、そこにはどうやらパターンがあるらしい!

そもそもとても分かりやすかったのが、先週。

(月)~(火)と、とても機嫌よく出発して、どちらも5時間の授業を全うできたのですが、火曜の夕方の習い事で機嫌が最悪。私とも離れられなくなり、入り口で20分間話し合い。

休んでもOKと声をかけたのですが、行きたい気持ちもあるようで…
せめぎ合いに付き合うことに。

その時点で「あぁ、エネルギーの限界なのかも」と思ったら案の定、翌日(水)の朝は行き渋りを発動。教室の前で互いに交渉の上、娘は給食まではがんばり、私は仕事を少し早めに上がってお迎えにいく、という落としどころに。

結果、1時間の早退でチャージできたのか、(木)~(金)は再び元気に1日学校で過ごしましたが、金曜の下校後はまたご機嫌斜め。

彼女のエネルギーの充電は「2日間」が限界という傾向が顕著になりました。

コンディションが芳しくなかったところをマーカーでたどってみたら…パターンがありそう!

そうして改めてそれ以前の3週間の記録を見ると……やはり週の半ばと週末が鬼門。
週明け(月)はそこまで心配もなく、天気などもトリガーにはならないらしい。ご飯を食べると回復し落ち着いた会話がしやすい(→軽食を備えておくと効果的?)など、いろいろなパターンが見えてきました。

私は水曜日に取材を入れることが多かったので、リスキーな展開に自ら足を突っ込んでいたことが、今となってはわかります(笑)

パターンの把握が自分をラクにする

正直なところ、これまでは「記録」というものがどこまで価値があるのか、というのが疑問でした。

私たちは「未来」に進んでいるから、「過去」を記録することに注力することよりも、未来について考える方が建設的では、と。

ところが、今回のように、記録にはパターンを洗い出す力があるんですね。

恐怖や不安の真ん中には「知らない」「わからない」があるから、不測の事態にはパニックになってしまうもの。けれど、「不測」を「予測」にひっくり返せれば、「次はこういう展開になりそうだぞ」と備え、あるいはトラブルに見舞われても「あぁ、これパターンだわ」と思える。落ち着いて対応できるものなんですよね。

ちなみに、私は生理の1週間前に猛烈にキレやすくなることが多いのですが、先月から要注意期間をマークしておくことで、「あぁ、これは体調の波のせいね」と気づきやすくなり、感情のコントロールがしやすくなりました。これまたパターンの可視化で自分をラクにする方法!

もし長期的な困りごとや、何から手を付けていいのかわからない悩みがあったら。
役に立つかはわからないけれど、まずは記録で事実をかき集めてみる。
1つだと想定外の事件だと思いがちなことも、たくさん集めて俯瞰してみたら、そこには意外なパターンが隠れているのかもしれませんよ。

2021年12月、WordPressでWEBサイト「じぶん実験室」を立ち上げましたが、2023年6月より、noteにお引越しを始めました。

2021年12月~2023年6月の記事は、WEBサイトに掲載していたコンテンツをそのまま移行したものです。

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