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ジブン研究のコアバリューが完成しました!


はじめまして!ジブン研究をお手伝いをさせてもらっている、中尾 岳陽(なかおたけあき)といいます。
ジブン研究が現在取り組んでいる、月に1度のオンライントークイベント『Original Life Talk』の第一回目ゲストとして参加し、そのまま、継続的に関わることになりました。

▼ジブン研究HPはこちら▼
https://jibunkenkyu.com/

ぼくの、ジブン研究のなかでの役割、ミッションは「取り組みを持続可能なものに育てること」。
ジブン研究の場は、参加者のみなさんにとって、きっと、素晴らしい出会いとじぶんへのケアの場所となっています。
そんなジブン研究を、たとえば「経営的に」、また「チームとして」など、様々な意味で「持続可能な取り組みにするためには?」という部分をサポートするという形で関わっています。


ジブン研究はとても健やかに育ってきています!これまでの参加者も累計で40名を超えようとしており、この先のプログラムも、9月スタートの回までほぼ満席となっている状況です。また、さきにお伝えした、ぼくが関わるキッカケとなった『Original Life Talk』をはじめ、新しい挑戦もたくさん生まれてきています。

リーダーの原田優香はこの状況を「いままでは半径1m の人に向けた取り組みだったけれど、3mぐらいにまで広げていきたい!」と表現しています。

そんなわたしたちの取り組みを届けるひとの半径を広げるために大切なこと・・
それはずばり!想いに共感し、いっしょに取り組み自体をつくってくれるメンバーです。


しかしその一方で、ジブン研究は、参加してくれるみなさんの弱みも含めたぜんぶとともにありたい、わたしたちもそれに向き合いたいと思うがゆえに、メンバーとなるひとに求める資質が感覚で語られている状態でした。

これでは・・健全な成長を果たすまえに、メンバーが疲労して活動が終わってしまう・・!

ということで、はじめての「持続可能をサポートする」役割としての仕事は
「わたしたちはどんなことを大切にしながらジブン研究という活動を行っているのか」の言語化、すなわち「コアバリューの策定」でした。


ビジョン・ミッション・コアバリューがなぜ必要なのか

さまざまな事業をおこなううえで、ビジョンとミッション、コアバリューは決定的に大切であると考えています。
それぞれの機能はこんな感じ。

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一言でまとめると・・

「わたしたちが目指したい社会をしっかりと意識しながら、どのようにそれを実現するかを定め、その社会を目指すプロセスで大切にしたいことを言葉にしたもの」

であるといえます。もう、その組織の文化のようなものを決定してしまうかもしれないめちゃくちゃ大事な部分です。

コアバリューがないということは、もし新しくジブン研究に加わりたいと言ってくれるひとが現れたとしても「この人たちはなにを大切にしているんだろう」という大事なポイントを、メンバーが加わるタイミングでの共有の手段が用意されていないということ。

そうなると、長い時間をかけてチームの一員になっていくしか方法はなく、そのプロセスでは「わたしたちの雰囲気にあっている人」しか仲間になりづらい状態になってしまいます。
(コアバリューの有無に関わらず「時間をかけてチームになじんでいく」ということは大切なことに変わりはありません)


ということで、ぼくの最初のミッションも「ジブン研究のコアバリューをつくろう!」という、こりゃまた大役を務めることとなりました。


なぜジブン研究にコアバリュー「から」つくったのか

このようなコンセプトワークを行うタイミングでは、まずビジョンをつくらなければ話にならないことがほとんどです。ビジョンは「わたしたちが目指す場所」だから。
目指す場所がないと、目的をもって歩んでいくことができません。けれどジブン研究に関しては、以下の理由でまずはコアバリューを優先することにしました。

1.「わたしたちがチームとして大切にしていること」を言葉にすることが早急に求められる状況にある
2.メンバーがぼくを含め3人という少人数で、リーダーに対する共感と信頼を100%持てている
3.チームで「わたしたちがつくりたいもの」も共有できている
(ただし「短いスパン」の話であり、「中長期的につくりたいもの」に取り組んでいくにはやっぱりビジョンが必要だと感じています)



ちなみに、とても質の高い集中力が求められる作業になるため、どこでこの時間を過ごすかもとても大切です。
今回は、千葉県にあるキャンプ場の施設に泊まり込み、コアバリュー策定作業は森のなかで行いました。


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▲ 森のなかで「み、みかんが~~!?」の古典ギャグを披露する原田



どうやってつくったのか

コアバリュー策定まではこのようなプロセスを準備しました。

プロセス


まずはそれぞれにコアバリューの案をつくってきてもらうことをお願いしました。

「普段、わたしはどんなことを大切にジブン研究の取り組みに参加しているのだろう?」
「このチームで無意識に大切にしていたことはなんだろう?」

といったことを意識しながら書いてきてもらうようにお願いをしています。

そして3人で集まり、まずは「なにを伝えたくてその言葉を選んだのだろう?」を抽出します。「この言葉からわたしが伝えたいことはなんだろう?」という問いです。

それをポストイットに書き出し、ざっと並べます。

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▲ 机の柄がポストイットと似ていることだけが辛かった・・(笑)


そして今度は、コアバリューにほんとうに必要な要素はなにかを精査していきます。

たとえば「共感をよぶものがいいよね」という意見が出ました。3人とも深くうなずくわけですし、とても大切なことに間違いはありません。

けれど「果たして、共感をよぶことがわたしたちの行動指針として大切だろうか?」という議論へ。

結局、共感に関しては「わたしたちは共感されたいことを目的にジブン研究をやっているわけではないよね」という結論になりました(そのかわり、言葉を選ぶ際の重心はここに置こう、というふうに活かされます)。


このような強度の議論をそれぞれの言葉に行うプロセスを経て、わたしたちがコアバリューに込めたいもの。それは


1.「ひとりひとりの在りかたとなる指針」
2.「チームに関わるときに望むスタンス」
3.「ビジネス的な観点での指針」


の3つだな、ということになりました。

そしてこの3つを、コンセプトワーク、短く、伝わっていく言葉に変換していきます。
(簡単に書いていますが・・めちゃくちゃ大変な作業です😭😭😭)


コアバリュー、完成!

そんなプロセスをとおり、できたものが、この3つです!めでたい!

20200612_コアバリュー


最終的なアウトプットはイラストにしようということになり、メンバーの関野菜子ちゃんがイラストを担当。

それぞれ、イラストともに、わたしたちの言葉で紹介させてください。

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ジブン研究は、関わるひとにとっての「home」でありたいと願っています。ジブン研究を通し、自分と向き合うことは、大きなエネルギーが必要です。もし、そのプロセスをひとりで辿るとすれば、大変で困難なこととなります。
わたしたちは、そのプロセスの隣にいます。一方向な依存関係ではなく、わたしたちも、そのプロセスから学びを受け取ります。そして、そのプロセスから生まれたつながりからだれよりも価値を見出し、いつでも帰ってこられるような場所であるための努力を惜しみません。わたしたちは、ジブン研究にかかわるひとにとってのhomeでありたいと願います。


わたしがいることで

ジブン研究は「わたしが、わたし自身を信じる」ことの力を信頼します。わたし自身を大切にしながら、わたしの大切にしたいものに働きかけていく。それはそのまま「生きる」プロセスだと私たちは考えています。そのプロセスに「わたしがいること」の意味を感じながら、わたしを信じること。ジブン研究のメンバーは、「わたし」を信じます。そしてその先にいる「わたしたち」を、信じます。


持続可能

ジブン研究の取り組みが、持続可能な形となることを目指します。どんな取り組みであれ、その取り組みが必要な人に届き、続いていく背景には取り組みへの愛と、実現するチカラがあることを知っています。また時に、愛だけでは停滞し、チカラだけでは崩れてしまうことも、知っています。愛とチカラどちらにも敬意を持ち、ジブン研究の取り組みを持続可能なものに保つために。ジブン研究は、持続可能でいるために挑戦を恐れません。



すこしだけ、言わせてください。一度だけです・・。
めっっっっっっっっっっっっっっっっちゃよくないですか????
はい、ごめんなさい。これで自画自賛は最後です。


このようなプロセスを経て、メンバーみんなにとって、とても愛着を持てるコアバリューができました。
みなさんにも「ジブン研究はこんなことを大切にしているチームなんだ」と受け止めてもらえればうれしいです😊

あ、ちなみにミッションは一度完成したたのですが・・
「わたしたちが持ちたい手段ってこれなのかな?むしろ、もうこれは持っている気がするし、これ以上の手段をわたしたちは用いているんじゃないかな?」という声がメンバーからあがり、
リーダーの原田優香が「同意する。つくりなおそう!」と即断。現在絶賛リノベーション中です!

余談ではありますが、メンバーからこの声があがるチームであるということ、それを聞き即断するリーダーであるということ、ほんとうに素晴らしいことです。結果的に、ぼくの立場には厳しいチームになっていたとしても・・。

冗談はさておき、こんなに対話力が高いチームのなかでこの役割を担えることは、もう言葉にし尽せないぐらいに光栄なことだと受け止めています。もっとぼく自身の仕事のクオリティを高めていかねば・・!がんばります!


さいごに


このコアバリューができたことを、リーダーの原田優香は
「ジブン研究の心臓ができた!!!!!!!!!」
と表現しています。びっくりマークが多いな!


プロセス全体の設計という大役を任せてもらったぼくは、ジブン研究のメンバーの対話力の高さに改めて驚かされました。


それぞれの言葉に対して「それから言いたいことって、もしかして、こんなことだったりする?」という問いかけや、傾聴の姿勢。対面コミュニケーションにおけるすべての質が驚くほど高い。


今回のプロセス全体にかけた時間は、計算すると7時間ほどだったかなと思いますが、ジブン研究のメンバーの対話力がなければもしかすると2倍以上の時間がかかったのではないかと感じます。


日頃からジブン研究のファシリテーターとして、たくさんの参加者のみなさんと関わっていることは、ファシリテーター自身(もしかしたら、人生かも)の成長に大きく貢献しているのだということも実感を持った発見でした。

ここまで長い文書を読んでくださりありがとうございました!
最後に、宣伝をふたつさせてください。(純粋に、ジブン研究のコアバリューに興味があるかたはここまでで大丈夫です🙇‍♂️)



1.ジブン研究では、コアバリューに共感し、ともに活動をつくってくれるメンバーを募集しています

いまジブン研究のすべての取り組みは、リーダーの原田優香と、メディアを見ながらファシリテーターとして支える関野菜子ちゃんの実質2人でおこなわれています。しかもそれはぼくも含め、みな他に本業があるメンバーばかりで、ジブン研究からまだ収入は発生していない状況で活動を行っています。

活動が広がっていくなかで、ひとのリソースがボトルネックとなり、限界を感じるシーンが出てきました。
ゆくゆくは、コミットに応じたお金の対価もしっかりと払える組織にしたいと思っています。
そんなフェーズでこのお誘いをすることは申し訳ない気持ちでいっぱいですが・・!
このコアバリューに共感しあえる仲間にぜひ出会いたいと思っています!

興味がある方、ぜひ原田優香、または関野菜子ちゃん、あるいはぼくを通じてご連絡くださいませ・・!


2.対話をベースにした伴走のお手伝いをさせてください

これは、ジブン研究の思想ではなく、ナカオ個人の見解です。
「あらゆる組織で働くひとが目的意識をもてることは大切だ」という思想でいます。
そのために、クリエイティブな力をつかいながら、会社の思想自体を「デザイン」することは欠かせないことだと思っています。

有名なものでは、ユニクロとクリエイティブディレクター・佐藤可士和さんの関係性などがこれにあてはまると思います。

https://forbesjapan.com/articles/detail/26032/1/1/1


ただ、普段の業務に忙殺され、自分ひとりではなかなかそこまで手が回らないのも往々に現実としてあるかと思います。

わたしたちは、広告代理店のような「要件定義だけをいっしょにし、あとはお任せ!」のような仕事はできません。

ただ「社員やメンバーをはじめ、関わるひとを巻き込み、対話ベースでわたしたちの行きたい場所(あるいは、理想の姿)を定義する」といったお手伝いに関しては、力になれる部分があると確信しています。


- 対話ベースにしたビジョン・ミッション・コアバリューの策定に興味がある
- ビジョンの言語化、組織への浸透に取り組みたいと思っていたが、広告代理店に委託する予算はない

などがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください!
今回の記事で言葉にした「策定プロセスの設計」から、社員や応募の際に使用できる形にまで仕上げた「アウトプット作成」まで、ジブン研究が伴走します。

jibunkenkyu@gmail.com

▼ジブン研究HPはこちら▼
https://jibunkenkyu.com/


今後とも、どんどん突っ走っていくジブン研究と、わたしたちをよろしくお願いいたします!


書いたひと

中尾 岳陽(なかお たけあき)
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https://twitter.com/takeaki_0


イラスト

関野 菜子(せきの ななこ)

なこ

https://note.com/cororonn


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