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ジストニア経験者として、全身を見る大切さを伝えたい

ジストニアが回復してきて、
その経験を今後に活かそうと思っています。

でも、病院探しのコツ。
生活習慣を見直すコツ。
症状を客観視するコツ。

そういうことは
目に見える部分のアドバイス。

いわば、表面的。

それも大事だけど、
それだけではジストニアに太刀打ちできないと思っています。

目に見えない心の部分こそ大事。

見える問題と見えない問題の
繋がりが、私にとって
とても大事なテーマなのではないか?

そう思っています。


●自分責めした過去


過去を振り返ってみると、
運動機能の面で自分を責めることは
一度もなかったような。

歩くこと、
喋ること、
食べることなどが難しくても、
仕方がない。

ジストニアだから。

そう割り切ることができていたのかも。

でも、そのほかの面では
自分を責めて、責めて、
責めまくりました。

精神面や認知面には、
異常はないと思っていたので。

だから自分に厳しくしてしまった。

いちいち悩むなんて弱い人間だ。

こんなことも考えられないなんて
ダメな人間だ、と。


今の治療院には、
2014年から通い始めました。

するとすぐに、
ジストニアだけでなく
心までもが解放されていくのを実感。

学生時代からの友人にも
「心の面ですごく変化を感じる」
と言ってもらえたのを覚えています。

それでも、
脳がまだ働いていなかったからか、
先生の言葉を理解できていなかったみたい。

「全身は繋がっているんだから、
一箇所に問題があれば全身にも問題が出るんだよ」

先生は、ことあるごとに伝えてくれていたのですけどね。

とほほ。

なので、
以前よりは明るくなったけれど
自分を責めることは
相変わらず多かったです。

●変わり始めた私


昨年の2023年は、
治療院に通い始めて
9年目に突入した年。

そして、
これから人生どう生きていこうか。

そんなことを考えるために、
過去の日記を振り返ることができた貴重な1年間でした。

読み返してみると、
これまで先生が伝えてくれた言葉も
しっかり書き留めてありました。

「ストレスに弱いのも
考えることが苦手なのも、全て脳の問題だよ」

「ながまつさんの脳は、
一箇所に問題があるのではなく
脳全体が血行不良に陥っている」

そこでようやく気づきました。

運動機能に問題があれば
精神面にも、
認知面にも、
問題が出て当然なんだ!

とても時間がかかりました。

でも、今の脳になったからこそ
過去の自分と比較して気づけたのかもしれませんね。

●伝えていきたいこと


運動機能に問題があれば、
心の機能にも問題が出る。

体が過敏ならば、
心まで過敏になる。

体が不安定ならば、
心まで不安定になる。

両者は表裏一体。

切っても切り離せない関係であることを
ジストニアという病気を通して
伝えていきたい。

アドバイザーというよりも
ジストニア・ライターや
エッセイスト的な立ち位置の方が
近いのだろうか。

伝わることの難しさは、
身をもって感じています。


だからブログで何度も何度も、
あらゆる角度から
心と体の関係を伝えていくようにしたいです。

それによって、自分を責める人が
少なくなってくれたら、
この上なく嬉しい。

もちろん、生活習慣を見直したら
症状が安定したと
言ってもらえることも、
やっぱり嬉しい。

肩書きは定まらないけれど、
今後の活動の方向性としては
そういう感じかなと、
今のところ思っています。

よろしければサポートをお願いします!いただいたサポートは、今後の活動に使わせていただきます。私の目指す世界は、ジストニア患者さんが一人でも減ってくれること。もっと言えば、生きるのが楽になったと思える人が、増えてくれること。そうなるよう、これからも大切に記事を書いていきます!