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自分と向き合いたくても、できない気持ちがわかるから

私の眼瞼けいれんは、2006年の年末から始まりました。でもこの年を振り返ると、結構色々なところに遊びに行っていたようです。

3月 湯河原
4月 野球観戦
5月 USJ
8月 旅行
9月 野球観戦
10月 サッカー観戦
11月 ズーラシア、旅行

この年の3月に転職したことが大きかったと思います。



退職の理由は、いつも体調不良


それまで勤めていた会社は、2社とも遅くまで残業があったんです。どちらも体調を崩して退職。なので忙しい仕事に就くのは、もうやめようと思いました。

それで派遣、17時退社、土日休みという条件の仕事を選びました。なのに、いつも仕事終わりは疲れていて、翌朝起きるのもしんどかった。遊びは楽しいけれど、どこか義務にもなっていたような。

結局、この年に眼瞼けいれんを発症して退職することになりました。


自分と向き合う方法を知っていれば


どうしていつもいつも、具合が悪くなって退職してしまうのだろう。

今考えられる原因としては、自分と向き合わなかったから。これが大きかったように思います。正確に言うと、向き合う方法を取り違えていたから。

小学生の頃から、私は体のだるさや心の鬱陶しさを感じていました。しかし、病院に行っても異常は見当たらない。なので、自分の性格が弱いから具合が悪くなるのだと思うようになりました。

そんな自分と向き合うということは、人としての弱さと向き合わなければならないということ。ただでさえ自己否定の感情があるのに、それ以上否定が増えそうで辛すぎる。それは嫌だと思ったのだと思います。

だから自分に意識が向かないように、無意識的に外に意識を向けていたのかもしれません。忙しい仕事を選んだのも。余暇を充実させようとしたのも。自分と向き合いたくないための、自己防衛行動だったと言えます。


過去の自分を他人ととらえたら、向き合えた!


でも去年、過去の日記を振り返っていて思ったんです。

自分と向き合うって、直接今の自分に矢印を向けることではないんだ、と。

むしろその方法では、向き合うことは難しい。なぜなら、近すぎて見えないことが多いから。人のことはよく分かるのに、自分のことは分からないのと、同じこと。

今を理解するには、今と距離を取る必要があるんですよね。私の場合、過去を振り返ったお陰で、自分をより理解できて、さらに治りやすい身体になりました。

過去を振り返るということは自分を他人として見ることができる。だけども今の自分と全く関係がないわけではない。だから気づきが多いのだと思います。

そうは言っても、不調は常に付きまとうもの。今の自分と切り離すことが難しいのも十分理解できます。

だから私はブログを書いています。ジストニア患者さんやそのご家族が、ご自身の経験と私の過去の経験とを照らし合わせることで、何か解決策が見つかれば嬉しいです。


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