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お寺と神社の違い

日本の観光地といえばお寺や神社!違いが分かると外国人の観光客に説明できますね!
まずお寺は仏教、神社は神道に属しています。歴史をおさらいすると、神道は古事記によって民間に広がりました。そして仏教は飛鳥時代に中国からやってきました。神道は日本人の文化としての側面が多かったので、当時の日本人は仏教と神道を一緒くたにして考えていました。さらに聖武天皇によって貧困や病(天然痘)が横行する日本を救うため、政治に仏教を利用し始めます。奈良の大仏はそれを象徴するものですね。

武士が政治を行う鎌倉時代からは今までの仏教は貴族用だったのに対して、庶民専用の仏教が広まります。特徴としては忙しい庶民でも極楽に行けるように簡単なお経や祈りが主なものです。
戦国から江戸にかけて仏教は庶民を統率し一揆を起こす原因とみなされ弾圧されてしまい、その代わりに年功序列や年上を敬うことを美徳とした儒教が広く推奨され、仏教は寺を使って庶民を統率するための道具とされました。

そして明治、天皇中心の世の中に戻った日本では神道と仏教は大きく分けられ、天皇の宗教である神道が推奨されました。
しかし戦後、GHQは日本が戦争推進国となった理由が神道にあるとしました。そして、古事記などの教育を禁止させ、天皇崇拝を廃止しました。だから私たちは古事記の内容を知らず、神道のことも知らないのです。

歴史を踏まえた上でお寺と神社の基礎知識は上記の通りです。👆
神社は古事記などの神様を祀り、お寺は仏様を祀ります。

神社には5種類もあります。
詳しくは上記の通りです。👆
伊勢神宮、北野天満宮、出雲大社、伏見稲荷などの神社名には意味があったんですね

主な神社にしかないものです。
ちなみに清水寺の狛犬はどっちも開口しています。
こういった神社を守る動物を眷属(けんぞく)といい、狛犬の他にカエルなどもあるんです

お寺の特徴はこんな感じです。
五重塔や三重塔などで分かるように日本人は奇数が大好きなんですね。
他にもいろいろ面白い特徴があるので、観光に行った際は見てみては?

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