夏の終わりの扇風機。
夏の終わりの扇風機は、なんだか寂しそう。
だんだんと涼しくなり、扇風機を使う機会が減ってきた。
部屋の隅で羽を回さずに佇む姿は、どこか寂しそうだ。
少しずつ夏が遠ざかっていく。
小さい頃、扇風機に向かってよく宇宙人ごっこを一人でしていた。
扇風機に向かって喋ると、それっぽくなる遊び。
それも夏の風物詩だったんだろう。
子供の頃、春休み、夏休み、冬休みとあったけど、
夏休みが一番楽しい思い出として残っている。
夏休み入ってすぐは友達と遊び、お盆ごろまでに宿題を片付けて、後半はのんびりと過ごす。
毎年、プールに行っていたことは覚えている。
そして泳ぎ終わったあとに、なぜか唐揚げを食べていた。
夏の風物詩。
「唐揚げ」と「扇風機」。
なんだか、組み合わせとしては悪くない感じがする。
夏祭りの屋台だ!
屋台のおっちゃんが汗かきながら唐揚げ売ってたのを思い出した。
大きめの扇風機が近くにあって、夏の屋台の匂いを広げていた。
夏の匂いも薄れ、扇風機もひと休み。
また来年も夏を飾ってください。
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