図1

「広告のイイところ」だけを挙げてみた!

はじめに

「広告っぽくなく」って、
施策を考えるときの話によく出ることの一つだと思います。

それって、広告の仕事をしている僕らから見て、
広告は嫌われていると思っているからこそだと思います。
実際、広告が好かれているかと言われると、
なんとも言えないと思います。

でも、広告によって少なからず消費者に対してメリットがあるからこそ、
仕事として事業として、成立しているはずです。

そこで、そんな「広告のイイところ」だけをひたすら考えてみたいと思います!

個人的な見解しかないですが、
「広告っていいぞ!」もしくは「広告って悪者じゃないぞ!」
って少しでも伝わったら嬉しいです。


1.知らないことを知れる!

「広告」という言葉は「広く」「告知」と分解できます。
広告の一つの役割ですね。

ドラマを見ている間のテレビCMとか、
スマホで何かを探しているときのバナー広告とか、
邪魔だな〜って思うこともありますが、
そういうところで何かを知るという機会があると思います。

例えば新商品の情報だったり、オトクな情報だったり、
情報の種類は無数にありますが、
「何かを伝えたい」ということが隠れています。

自分にとっては邪魔だな〜ってときでも、
誰かにとってはめちゃくちゃありがたい情報だったりするかもしれないと、
そんな優しいお気持ちで見てくれたら嬉しいです。

2.広告クリエーティブの奥深さと面白さ!

すごく抽象的な表現なのですが、
企業のメッセージを表現したものが広告です。

モノやサービスのイイところを伝えたいとか、
企業として考えていることを伝えたいとか、
〇〇な人に届けたいとか、
メッセージを表現しています。

大げさかもしれないんですけど、
ポスターとか交通広告とかのクリエーティブは街を歩きながら見られる無料の美術館でみたいなものだし、
テレビに流れるCMは要素を極限まで凝縮した映画やドラマや音楽のPVみたいなものだし、
コピーライトなんて超超短い小説みたいなものだし、
美術館に行くのが好きなら、映画やドラマを見るのが好きなら、小説を読むのが好きなら、
広告クリエーティブも必ず楽しんでみることができると思います。

3.お得なことも!

例えば、「Twitterでリツイートしたら抽選で当たる」とか、
「商品購入で〇〇がもらえる!」とか、
よく見るキャンペーンなども広告の一つです。

当選したら嬉しいですよね!?
僕らも参加してもらえたら嬉しいんです。

広告でwin-winの関係を作れることもあるんです。

景品の当選とか、直接的なメリットではないかもしれないけど、
1で書いたように情報を知れるという点も嬉しいポイントの一つだったり。

僕らは消費者の方にとってwinと思っていただけるような広告を
必死に考えています。
それが、少しでも伝わったら嬉しいです。

4.「考える」という人間だからこそできる醍醐味が!

1.2.3のところで書いた内容と似ている部分もあるのですが、
広告は必ず意図があってつくられています。

実は、その意図を考えるのって、結構楽しいんですよ。

「このクリエーティブって、なんでこういう表現なのかな」とか
「このコピーって、何を伝えたいのかな」とか
「このCMって、なんでこのタレントなのかな」とか

その考えにきっと正解なんてないんですけど、
考えることができる人間だからこその面白さが詰まっていると思います。

5.背中を押します!

広告の役割は「利益を創ること」(=モノ・サービス)を買ってもらうことです。
なので、一番大きい役割としては、
モノ・サービスを購入する背中を押すことです。

ゴールとして見えるところはどうしても購入になっちゃうんですけど、
本当に実現したいことはその先にあるはずなんですよね。

例えばコスメアイテムだと購入理由として、
購入したコスメを使うことによって、
可愛くなりたいとか、きれいになりたいとかがあると思います。

広告を発信する理由は「コスメを買ってもらうこと」ですけど、
その先には「コスメを買って可愛くなる/キレイになること」という消費者の目指す姿があって、
「商品を買ってもらう」=「目指す姿に近づく」ということでもあって、
広告は目指す姿にむけた背中を押していると思っています。

ただただ、買ってくれ!!!と利益だけを考えているだけではなくて、
買ってもらったその先を叶えてもらうのが
広告の役割の一つであると思っています。


最後に

僕ら広告に携わっている人間は、
誰かに不利益を被ろうとしてやっている人は一人もいないと思っています。

ただ、上にも書いたように、
消費者の人に届けたいメッセージを広告という形で表現をしていますが、
広告費という限られたお金の中で最適だと思うものを一つの答えとして創っています。

70億人がいれば70億通りの感じ方が生まれる中で、
数十人単位の人たちで考えたものを世の中に広告として送り出しています。

そうするとどうしても、
イイと感じてくださる人もいれば、イヤだと感じる人も生まれてしまいます。

イイと感じてくださっている人たちにはよりよい広告を、
イヤだと感じる人たちには少しでも良いと思ってくださる広告を。

広告という仕事に答えはないので、
その答えを探し続けて行きたいと思います。


結果的に誰向けに書いているのかわからなくなってしまいましたが、
広告業界で働く発信する側の人も、広告を受け取る側の人達も、
世の中に一人でも多く広告好きな人が溢れたら嬉しいなと思います。









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