辞めない社員の育て方③<頑張るベクトル>

仕事をしているとほとんどの人が通る道だと思うのが、
「何のために仕事をしているのかわからない」という事です。
そして、大概そういう時は負の感情でいるので、
考えもネガティブになりがちです。

そうなると、この仕事に向いていないのではないか、
仕事をしたくない、辞めたいなどの感情が生まれます。

では、
何のために仕事をしているのかわからない
という状態に陥らないようにするためにはどうすればいいのか。

その時に振り返って考えたいのが
「頑張るベクトル」がどこに向いているかです。


一度、よーく振り返ってみたいと思います。

僕自身の経験でいうと、
こんなところが挙げられます。

■仕事を頑張りたいと思っている時
クライアントの力になりたい時
後輩を支えたい時
上司の力になりたい時
仕事がうまくいっている時
など
■仕事を頑張りたくない時
目的が分からなくなった時
仕事でミスをした時
仕事が楽しくない時
会社に不満がある時
など
基本的には頑張りたいときは気持ちが前向きなので、
思考もポジティブになっているので心に余裕があるので、
外(誰か)をみて仕事をすることができます。

反対に、仕事を頑張りたくないと気持ちは後ろ向きだし、
思考はネガティブになりますよね。
そうすると、内(自分)を見て仕事をすることになります。

つまり、頑張るベクトルが外(誰か)に向いているか、
内(自分)に向いているかで仕事を頑張れるかどうかが
大きく関わってくるのではないかと。

僕らが行っている仕事というものは、
もちろんお金を稼ぐためであったり、何かの目標のためであったり、
最終的には自分の為であると思っています。
僕自身も経営者を目指しているので、
その時のためにたくさんの色々な仕事をしたいと思っていますし。

しかし、
その過程には必ず「誰かのため」というものがあるという事です。

あなたのその仕事で喜ぶ人はいませんか?
あなたのその仕事で助かる人はいませんか?
あなたのその仕事で笑顔になっている人はいませんか?
あなあのその仕事で感動している人はいませんか?

絶対にいます。

私たちがしている仕事は必ず誰かのためになっています。
これは、必ずと言い切れます。
もし誰のためにもなっていないなら仕事として存在していないからです。


仕事に悩んだときは、
頑張るベクトルが自分に向いてしまっていないか、
一度考えてみてください。

もしあなたが上司の立場であれば、
このベクトルが自分に向かないよう、
部下の仕事の意図や目的を伝えてあげてください。
部下が頑張ったその先にどんな人が待っているのか、
しっかりと伝えてあげてください。

社会人とは「社会に生きる人」ではなく、
「社会のために生きられる人」なのではないでしょうか。

今あなたがしている仕事が
まずは誰かのためにしているという事を忘れないで下さいね。

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