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「幸せになれよ」たった一文に込められた意味<hachi>

hachiです。

自分にまつわる「婚姻届に判を押しただけですが」な話。
(去年ドラマのタイトルにありましたね)

●毎年届く、クリスマスプレゼント
昨年のクリスマスに、前年に続き、プレゼントが届いた。
私は出張で不在にしていて、プレゼントが届いたのは28日。
送り主は1年半前に婚姻届に私が判を押して、勝手に送り付けた彼だった。

去年と同様に1枚の手紙と、洋服が入っていた。
いつも洋服はサイズが小さい。なぜ服なのか。
住んでいる距離が500kmほど離れていて、コロナ前から会っていないからなのか、別に付き合っているわけでもないからなのか。
去年は手袋とマフラーだったけど、なぜか男物で大きすぎる&オジサンっぽくて使っていない。(気持ちはとてもうれしかったけど)

●自分の判を押して送り付けた婚姻届
50代未婚の彼は、親よりもなんでも話せる存在だった。
そんな彼に婚姻届けを一方的に送り付けたのはコロナが流行り出した2020年の10月ごろ。
この年の4月にZOOMで2時間くらい話して、それから頻繁に連絡を取り合っていた。

それまでは、イマドキではないかもしれないが、ブログで会話をしていた。共通のアカウントにそれぞれが投稿するスタイル。
子どものころに、とある習い事をしていた生徒と先生である彼との間で10年以上前から共有しているものだった。

この年に2人ともはまっていた『私の家政婦ナギサさん』の最終回を迎えた時、年の差婚という意味でドラマに自分たちの状況を重ねるように、「ナギサさん、結婚したねー!」などとSMSで送りあい、我々も早く結婚しようという感じだった。
指輪のサイズも聞かれた。
でも、家族のような関係ではあるけど、決して恋愛という感じではない。

そして、ちょうど1年が経った2021年秋、私の判が押されただけの状態で、白紙のまま婚姻届が戻された。
添えられた手紙は3枚にわたって書かれていたけど、捨ててしまったのと、どんな内容だったのか、なぜか思い出せない。
私は何も返さなかった。
彼はLINEやSNSは使っていないため、常にSMSかブログ、あとは手紙でのやりとり。
だから、返事が瞬時に返ってこないし、返さないし、いつもどちらかの思いが一方的な感じで時間が止まる。

●たった1文の手紙にこめられた意味
先月のクリスマスプレゼントの手紙には、「幸せになれよ!!」と書かれていた。
読んだ瞬間は、「もう会わないよ!!」と書いてあるように読めた。
どこかにいなくなってしまうのだろうか。
たった1文だけど、別れを感じさせる強い言葉だった。

hachi

#恋愛 #婚姻届に判を押しただけですが #年の差婚 #幸せとは #クリスマスプレゼント #手紙

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