見出し画像

スポンジシティで叶える、サステナブルな洪水対策

こんにちは!

久保佑輔(くぼゆうすけ)です!

秋も深まり、肌寒くなってきました。

毎年、秋雨前線による大雨や、台風が活発なイメージの季節ですが、今年はそういった天気の日が、少なかったように思います。

そんな今日は、とある都市デザインに関する情報を、建築業界出身の経営者としてご紹介します。

スポンジシティとは?


出典元:https://unsplash.com/ja

みなさんは、スポンジシティという言葉をご存じでしょうか?

都市デザインのコンセプトを指す言葉で、緑地や公園などの自然エリアを都市に組み込むものです。

一体、なぜ「スポンジ」なのでしょうか?

水害の緩和

近年の気候変動により、どの地域でも集中豪雨や洪水が多発しています。

これまでの下水設備では、排水しきれないほどの大量の水が、都市部に流れ込んで来ることで、交通網の混乱や人々への危険だけでなく、下水を流れる汚水が河川に流入し、環境汚染に繋がってしまうリスクがあります。

緑地や公園など、コンクリートで舗装されていない地面を多く確保することで、土本来の保水機能が発揮され、下水では受け止めきれない水を、スポンジのように吸収してくれるのです。

ヒートアイランド現象による被害の緩和

コンクリートが多い都市部で懸念されるのは、洪水だけではありません。

車やビルの空調などの排気により、都市部には熱がこもりやすくなっています。

そういった時にも、水を含んだ緑地や公園があることで、水分の蒸発によって熱が奪われ、急激な気温上昇を和らげてくれるのです。


もしかしたら、みなさんの住む街にも、この「スポンジシティ」の構想が取り入れられているかも知れません。

ぜひ、お出かけの際には、アンテナを張ってみてください。

久保佑輔(くぼゆうすけ)

引用元:スポンジシティとは

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?