スポンジシティで叶える、サステナブルな洪水対策
こんにちは!
久保佑輔(くぼゆうすけ)です!
秋も深まり、肌寒くなってきました。
毎年、秋雨前線による大雨や、台風が活発なイメージの季節ですが、今年はそういった天気の日が、少なかったように思います。
そんな今日は、とある都市デザインに関する情報を、建築業界出身の経営者としてご紹介します。
スポンジシティとは?
みなさんは、スポンジシティという言葉をご存じでしょうか?
都市デザインのコンセプトを指す言葉で、緑地や公園などの自然エリアを都市に組み込むものです。
一体、なぜ「スポンジ」なのでしょうか?
水害の緩和
近年の気候変動により、どの地域でも集中豪雨や洪水が多発しています。
これまでの下水設備では、排水しきれないほどの大量の水が、都市部に流れ込んで来ることで、交通網の混乱や人々への危険だけでなく、下水を流れる汚水が河川に流入し、環境汚染に繋がってしまうリスクがあります。
緑地や公園など、コンクリートで舗装されていない地面を多く確保することで、土本来の保水機能が発揮され、下水では受け止めきれない水を、スポンジのように吸収してくれるのです。
ヒートアイランド現象による被害の緩和
コンクリートが多い都市部で懸念されるのは、洪水だけではありません。
車やビルの空調などの排気により、都市部には熱がこもりやすくなっています。
そういった時にも、水を含んだ緑地や公園があることで、水分の蒸発によって熱が奪われ、急激な気温上昇を和らげてくれるのです。
もしかしたら、みなさんの住む街にも、この「スポンジシティ」の構想が取り入れられているかも知れません。
ぜひ、お出かけの際には、アンテナを張ってみてください。
久保佑輔(くぼゆうすけ)
引用元:スポンジシティとは
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