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障害があっても仕事と家庭を両立でき、給与も満足できる会社を見つけた。【社員インタビュー】

障害や体調不良、家庭の事情など、仕事を続ける上でのハードルはいくつもあります。

自身のやりたいことや給与を諦めなくてはいけないこともあるかもしれません。

そんな中、給与、労働環境、業務内容などでご自身の希望に合う働き方を手に入れたJPT社員のKさんにインタビューを行いました。

IT未経験から、目標とするエンジニア像へ向けて一段ずつ階段を昇るKさんは、どのような想いで働いていらっしゃるのでしょうか?

(執筆:ミッションパートナー ちひろ)

Kさん
入社年:2021年
得意:モッツァレラチーズ作り、シロップ作り
大学でチーズの開発、前職でかき氷などのシロップを作っていました。
苦手:ロードマップ・スモールステップを作ること。時間を計ること。
気が付くと別な事を考えたり、調べていたりしていて物事を真っすぐ進められない。
趣味:漫画、温泉、リサイクルショップ、フリマアプリ、焚火
子供のグッズをフリマアプリで手に入れることにはまっています。
技術:職業訓練でルーター・スイッチの設定の資格CCNAを取得。
プログラミングは苦戦しながらpython、R、C#に触れてきました。
全然、成長を感じられていないのですが、いつかブレイクスルーしたいです。

※本インタビューは、テキストでの質問と回答によるものです。

障害の診断を受けるまでと現在

困りごとに気づいて障害の診断を受けるまでのお話を差し支えない範囲で聞かせてください。

  1. 思い返すと学生時代には、思い込みが強いことや、一方的に話してしまう、人の意図が分からない等が理由で良好な交友関係を築けていなかった。※当時はなぜ避けられるかわからなかった。

  2. 社会人になっても思い込み等の特性があり、上司と衝突することがしばしばあった。

  3. 社会人6年目に営業職として働いていた際、顧客とコミュニケーションが頻繁にあった。追加や変更をうまく汲み取れず、残業が増えてしまった。(業務のやり直しが繰り返されたため)
    この時、運転中に過呼吸になり、病院に搬送された。それから会社でも客先でも過呼吸が出る様になった。

  4. 初めて精神内科を受診し、不安障害・双極性障害と診断された。過呼吸が発生する度に頓服薬で対処していた。

  5. 原因を調べるためにサードオピニオンまで受診した。セカンドオピニオンでASD、サードオピニオンでADHDと診断された。

  6. 複合的な特性の様で、未だに自分の特性は把握しきれていない。今も自分に合う薬を探している。

ー現在の家庭環境や体調についてお聞かせください。

  1. 妻と男の子1人の3人家族で住んでいて、妻の実家の近くに住んでいる。
    ほぼ毎週妻の実家に孫を見せに行って、色々と協力を得ている。

  2. 思い込みが強いため、少しの注意でも10倍くらい非難されている様に聞こえる。身近な人には怒りをぶつけてしまったり、またはふさぎ込んでしまう。
    怒りがエスカレートすると思ってもないことまで言ってしまう。または、まったく何もしなくなる。
    ※距離が遠い人には言わないが、同じような感情の反応がある。
    感情の起伏を抑える考え方(行動療法:アンガーマネジメント)や服薬をしている。

  3. ADHDの注意散漫がある(次々と考えが移って1つのことに集中できていない)。
    これも服薬やタイマーなどを活用し、対処している。

JPTへの入社理由

ー就職にあたり、優先事項は何でしたか?(複数可、優先順位をつけて)

  1. 給与
    子供がいるので、通常の障害者求人の給与では、お金の面で不安が高まって過呼吸になりそうだと思った。
    クローズで一般就職することも考えたが、結果、長く働けない方が生活に支障があると思い、障害者枠で転職を検討した。

  2. 在宅
    オフィスフロアやスーツを着た人がたくさんいる環境で過呼吸が出やすいので、在宅が出来たらいいなと思っていた。
    ※今は大分落ち着いてきたが、自分がスーツ着ても過呼吸が出る

  3. 有給休暇
    通院のためお休みを取りやすい会社が良かった。

  4. 業務内容
    手に職を付けたいと思って、エンジニア職の資格を取得した。未経験だがエンジニアになれたらいいなと思っていた。

ーJPTのどういうところが良いと思って応募しましたか?

 上記の条件が全てかなう会社だと思ったため。
 

入社後の感想

ー入社前にしたいと思っていた働き方が実現できていますか? それはどんな働き方ですか?

思っていた働き方が出来ています。入社前に保育園の送り迎えをしたい事や自分だけでなく子供の通院が出来るかなどを質問しましたが、全てできています。フルフレックスで働けて助かっています。

ーその他、より働きやすい環境づくりのため、あってよかったJPTの風土や制度はありますか?

入社1年目から20日の有給休暇があることです。
新型コロナウイルスの流行に伴い保育園の登園禁止事項が厳しくなっているので、預けられない日が多いのでありがたいです。※37.5℃以上発熱した場合、当日に熱が下がっても強制で2日休み等

ーJPTで働くことで得られたもの、これから得たいものを教えてください。

1つ1つ焦らずにスキルを向上させながら業務に取り組める考え方と環境が得られたと思います。
※エラー続きで心が折れて進捗がない時も見守ってくれるので、焦らずにできる。

また、同僚の皆さんがそれぞれ持っている技術等を教えてくれるし、
メンターやCTOなど頼れる人を増員して頂いています。
自分も誰かに頼ってもらえる様にスキルを向上していきたいです。 

ー仕事におけるご自身の性質、体調、家庭状況などとの付き合い方はどうですか? 難しいのはどんなことですか?

思い込みの特性よって悪い方向に考えがちで、集中力が続かないところが難しいです。
子供のお世話で時間外の学習があまりできていないので、不安があります。

JPTでの一日の業務の流れ

8時:保育園へ登園
9時:始業
18時:退勤

※夜泣きなどで午前中の集中力がない時は、
11時頃:開始
18時頃:休憩
21時頃:再開
22時:終了
不足時間は月末に時間休で補うことが出来ます。

ー突発的な家庭の事情や体調の変化にはどう対処していますか?

遠慮なく休ませていただいています。
自身が手術で3日休ませてもらったり、
子供が登園禁止(発熱や下痢など)の時に休んでお世話をさせてもらっています。

ー仕事はマイペースにできていますか?

マイペースでできています。
家事をしたり、区役所の手続きをしたり、休憩で横になったり、妻が保育園の迎えに行けない時に代わったりできています。ペット(猫)にもさみしい思いをさせなくて済んでいます。

また、業務の進捗を報告し、詰まっている部分についてアドバイスを頂きながら取り組めています。

質問が多い時や同質問して良いか分からない場合もありますが、チャットやビデオ会議を開いてい頂ていて対応しています。

ー自宅で仕事をするにあたり、環境づくりやモチベーション維持方法は?

タイマーを利用して25分ごとに作業を区切っています。
25分経ったら休憩したり、逆に業務に戻るのがつらい時は25分のアラートで戻るなどをしています。

JPTに入社してからこれまでの仕事

ーこれまでで一番楽しかった、嬉しかった瞬間を教えてください。

実装中にエラーが解消し、思った結果が返ってきたとき。

ー 日頃、どんな業務をしているときが楽しいですか?

理解が不足していた事柄について、理解が深まった時。
業務に関連することは調べながら進めていて、ノートアプリに情報をまとめています。

ーご自身が担当してきた、担当している業務内容を教えてください。

PowerPlatformで検温管理アプリ作成
→ 出社前に検温した結果を入力し、危機管理部署が把握をする
PowerPlatformで営業支援アプリ作成
→ 顧客対応記録と顧客情報を一元的に管理し、ベテラン営業部員のノウハウをオープンソース化する
python:Djangoで寮管理アプリ作成支援
→ 寮生の食事予約を管理する
C#:RazerPageで作成されている日揮システムのUI修正
→ プラント設計の管理システムのボタン・機能追加

ー社長の成川さんや副社長の阿渡さん、他の社員、顧客などとの人間関係はどうですか?

成川さん・阿渡さんには、総務の役割もして頂いているので、生活面・業務面どちらも助けて頂いています。週1面談で話が出来るので、距離がとても近いと思います。

同僚は、オフラインで合う機会も増えつつあるので、仲間意識が強まっていると思います。

顧客との間には成川さんが入ってくださるので、言いづらいことを代わりに伝えて頂いたり、伝え方の相談が出来ているので、適度な距離を保っていると思います。

ーご自身のパフォーマンスに対する満足度はどうですか?

調べても分からない時間が長い時があるので、パフォーマンス自体は高くないと思いますが、
社長・副社長・顧客に許容して頂いているので、焦らずにスキルを延ばせていると思います。

ー今後、どのような業務をしていきたいですか?

webアプリを1人で完成させるフルスタックエンジニアになりたいです。

ーKさん、インタビューへのご協力ありがとうございました!

(取材日:2022年11月28日)

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