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20年後の会社を見据えたDXを任せてもらうまで。【新入社員による業務報告会レポ】

2022年8月26日(金)、新入社員5人による業務報告会を実施しました。

全員が実務未経験で入社し、5月に研修を終えた彼らの3ヶ月弱の成果はどんなものだったのでしょうか?

日揮グループが2021年5月に発表した「2040年ビジョン」では、
これまでの主力事業であったEPC(Engineering, Procurement, Construction)事業の深化、並びに非EPC事業へのビジネスモデルの多様化をビジョンの中核に掲げて、DXを加速させています。
(※記事末尾に参考記事記載)

我らJPT(日揮パラレルテクノロジーズ株式会社)では、日揮グループのDXにおいて重要な一端を担うべく、高度なIT技術に特化した事業を見据えた採用を行っています。

(執筆:ミッションパートナー ちひろ)

社内開発ルールを学ぶための実務前研修
(YSさん、HDさん、ASさん)

今回、JPTからは3人の社員が研修業務として、「フルスタックエンジニア養成講座」への参加を通じて実運用を想定したデモの制作に取り組みました。

研修の目的
社内のデータ管理システムをより新しいプログラミング言語に置き換えることで、保守性や動作速度を改善し、EPC事業の効率化を目指しました。

実施業務(YMさん)

現行のシステムを、主にC#へ置き換える業務。

【YMさんより】
C#のLINQ記述は、慣れてくるまでは難しかったが、慣れると楽しくなった。
実行時のエラーが不親切で、どこがエラーなのかわからなかったのはつらかった。
個人的には、JavaScriptよりも静的型付け言語(C#)が好きだと感じた。

実施業務(HDさん)

フロントエンドでSPA(Single Page Application)を採用し、ユーザーにも開発者にも優しいシステムを実現。
バックエンドでは、ドメイン駆動設計(DDD)の導入を目指したものの、今回は断念。

【HDさんより】
・良かった点…
初めて本格的にASP.NET Core(C3)とVue.js 3.xでシステムを組む体験ができた。
フロントの実装では使い勝手の良いUIを追求することができた。
Entity Framework(O/R Mapper)の使い方が少しずつわかってきた。

・反省点…
モデリングの認識が不十分なまま実装してしまい、後に色々と泣きを見た。
新しい技術の導入にはしゃぐばかりで、実践に向けた理解や認識がまだまだだった。

実施業務(ASさん)

現在、プロジェクトごとにバラバラに開発している管理ダッシュボードの標準化を提案。
これにより、開発コスト・利用コストの削減と、システムの属人化を解消することを目指した。

【ASさんより】
あえて開発の自由度を下げることで、誰が作っても同じようなシステムになることを目指した。
現行のシステムに共通する要素を洗い出し、そこからレイアウトやコンポーネントを選択していった。

画像認識技術の検証(KDさん)

実施業務
プラント建設における図面の読み取りを、画像認識技術を用いて効率化できるかどうかの検証を実施。


【KDさんより】
配管関係以外の様々な業務に関して機械学習を使用せずに画像処理などによって 95% 以上の高い精度を実現することができた。
配管関係に関しては画像処理ではうまくいかなかった。データを直接抽出できる仕組みを整えられれば可能になるかもしれない。
同様の業務に機械学習を導入した場合にどうなるかについては今後試していければと思う。

データ移行業務、社員寮管理アプリ(YSさん)

実施業務
何千件もある社内文書ファイルを新しい場所へ移管する業務。
現行の社員寮管理アプリをWEBアプリに置き換える業務。(現在進行中)

いずれもJPT初のチーム作業で、業務にあたりました。

【YSさんより】
ファイル移管業務は、Pythonを用いて8割程度自動化することで、作業速度を早めるとともに、人為ミスを防いだ。
チーム作業であるにもかかわらず、最初のうちは共同作業者に適切に共有できていなかったことを反省し、GitHubでコードを共有することにした。
それでも、コンフリクトが頻発してマージできなくなるなど、共同作業の難しさを実感した。
その他、プログラミングそのものよりも、例外対応が多い業務となった。

まとめ

以上、実務未経験ながらも、5人5様に持てる専門技術を活かして工夫し、業務にあたりました。

これからも一人ひとり、技術を磨きながら成長していってくれるでしょう。
DXの方面から日揮グループの2040年ビジョンに大きく貢献し、グループ企業から必要とされるJPTであり続けます!

【参考記事】

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