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高1生の考えたゲーミフィケーションのアイデア

 こんにちは。ゲーミフィケーション賢者Lv98の”きっしー”です。

ゲームプログラマーコースの高1生の授業を受け持っています。後期3回目の授業は「シリアスゲームとゲーミフィケーション」がテーマでした。ゲーミフィケーションの定義、6要素や事例を話した後に、ミッション「あなたの提案するゲーミフィケーションのアイデアは?」をワークしました。

あああ1

提案された楽しいアイデアの数々から、抜粋しました。

『課題をクラファン』
課題を頑張った時に、クラウドファンディングみたいに、知らない人からも称賛してもらう。ネットで応援募集をする。
⇒(きっしー先生コメント)ゲーミフィケーション6要素の《能動的な参加》《称賛の演出》などが入っています。学内ネットとか使えば実現できそうですね。

ダイエット
その日の動いた量や減らせた体重などが常に可視化されていればやる気が出る。
⇒《成長の可視化》《即時フィードバック》などが入っています。スマホの健康管理アプリであります。

自分に自信がない人 スポーツマンなどの目標
自分をステータス化できる事によって自信を持てるようにする。
例えば自分の50メートルのタイムや、普段の話し方のアンケートを取り
基礎ステータスを決めて、毎日一定の項目をクリアするとステータスが増えるなど(何km走るなど)。そして一定のステータスまで行くとボスを倒せるなど、自分のステータスがランキングでどのぐらいなど知って自信をつけられる。
⇒《達成可能な目標設定》《成長の可視化》《称賛の演出》などが入っています。自分のやるべきことをゲームのステイタスみたいに要素分解して、それぞれがレベルアップしていくのが分かれば、ドンドンやる気が湧いてくるようになりますね。自信を高める仕掛けになっています。

タスクを面クリゲームに
・こなさなければいけないタスクを面型のステージゲームのようにすることで「できた」ということを可視化させる
⇒《達成可能な目標設定》《成長の可視化》《称賛の演出》などが入っています。クリア数でレベルが上がっていったり、例えば3クリアごとにご褒美を用意するともっとやる気が出ますね。

ハードモード授業の怒られガチャ
くら寿司のようなガチャポン形式で、先生に5回怒られるたびにスマホで当たりかハズレゲームができるようにして、当たったらその先生の自撮りやお菓子が貰える。
4回怒られたらゲームをするためにもう一回怒られたくなるし、怒られることを有り難く感じるようになる。
⇒《能動的な参加》《達成可能な目標設定》《称賛の演出》などが入っています。怖いE先生の授業のゲーミフィケーション、逆転の発想が面白いです。叱られるのが怖くて授業をさぼるのの真逆で、この仕掛けがあれば、怒られるのがうれしくなります。

ゲームデザイン専攻の専学生のアイデア

先生の口癖をカウント
高校生のとき、嫌いな先生の授業で、先生の口癖を授業中に数える、をやってたのは今思うとゲーミフィケーションもどきみたいなものだったのかなと思います。口癖を数えるために嫌いな先生でも授業を聞くようになったので…。
⇒強制的な参加の授業を、自分のアイデアで《能動的な参加》に変えているのがすばらしいです。嫌なこと、やりたくないこと、でもやることが大事なことには、ぜひゲーミフィケーションを活用してください。

点呼ビンゴ
授業初めの先生のやる出席取りがつまらない。点呼ビンゴカードを配って、みんなで盛り上がろう。
⇒《達成可能な目標設定》《称賛の演出》《即時フィードバック》などが入っています。出席とりは、やっている先生もつまらないんですよ。ぜひ点呼ビンゴ、導入してください。

早寝早起き
寝ている間だけ勇者が強くなるRPG。
⇒《達成可能な目標設定》《称賛の演出》などが入っています。誘惑いっぱい(課題かもしれませんが)で夜更かしをして、授業中に眠い生徒が何人かいるのですが、このRPGがあるといいですね。

生徒たちの考えたアイデアいかがだったでしょうか。
ゲーミフィケーションを活用して「あなたの人生を神ゲーに。」してみませんか。
(おわり)

#jgamifa #gamification #ゲーミフィケーション #ゲミー
#高1生 #授業
#日本ゲーミフィケーション協会

執筆:日本ゲーミフィケーション協会代表賢者Lv98 岸本 好弘(きっしー)


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