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9/18 日本とフィリピンの2つを生きる人の”ストーリー”のドキュメンタリー上映会開催しました!


自己紹介

初めまして。私は今年の8月からJFCネットワークでインターン生として活動しています。普段は翻訳業務を担当していますが、今回はJFCネットワーク主催のドキュメンタリーフィルム上映会に参加させていただきました。本記事ではその様子や感想をお届けしようと思います。

参加したきっかけ


普段のインターンでは、調停資料や国籍取得のための資料などの翻訳などを担当しています。その業務を担当する中で、JFCの生い立ちやそのお母様の置かれた状況を垣間見る機会が多々ありました。今回のドキュメンタリーでは、ある一人のJFCの生い立ちや現在の状況、そして将来やりたいことなどをインタビュー形式で紹介する内容であり、より深くJFCについての理解を深めるきっかけになると思い、参加を決めました。

当日の内容

ドキュメンタリー上映


あゆみさんという、一人のJFCのインタビューを通じ、その人生やそれを通じて抱いた想いなど20分くらいの長さで届けるドキュメンタリーでした。
アユミさんは日本人の父とフィリピン人の母の間で生まれたJFCです。
小学校・中学校時代をフィリピンで過ごしていました。日本人の父は日本に住んでいたため、それに関して苦悩、それについて感じたことについてインタビューで語ってくれました。
高校生時代は日本で過ごしていました。日本語が話せない中で日本に来ましたが、徐々に話せるようになり周りとのコミュニケーションが取れるようになった経験や、父が身近にいないことについての周りの反応について語ってくれました。


あゆみさんのスピーチ


ドキュメンタリー上映後はあゆみさんがその場でスピーチをしてくれました。スピーチはタガログ語と日本語で行われました。JFCは自分が何者なのかについて苦悩することが多いが、国籍や人種は自分のアイデンティティーの全てではなく一部に過ぎず、自分に向き合い自分のアイデンティティーに自信を持つことが重要であるという話が印象的でした。

あゆみさんのスピーチの全文はこちらからご覧いただけます。

あゆみさんのスピーチの動画はこちらからご覧いただけます。


ディスカッション


その後はドキュメンタリーについてのディスカッションが行われました。
テーマは、ドキュメンタリーを通じて感じた、自分の経験との共通点や新しい発見についてでした。
日本語やタガログ語で多くの人が自分の経験を語りながら各々の想いを熱心に語っていました。

ディスカッション後のシェアリングの様子

ビートボックス


最後に長谷川大知さんがフィリピンにルーツを持つ人々の話を題材にしたビートボックスを披露してくれました。JFCの経験する苦悩を、ビートボックスを通じ力強く語ってくれました。

長谷川大知さんのビートボックスの様子はこちらからご覧いただけます。


最後に


私はインターン生として、多くのJFCの生い立ちや両親の状況について触れる機会がありました。しかし、今回のイベントを通じて、JFCの人生やそれぞれの抱く想いには多くの形が存在し、私がインターン生として触れていることはその中のほんの一部でしかないということを認識させられました。今回の経験は、JFCについて理解を深めるだけでなく、様々な人々と関わっていくうえで、貴重な経験となると思います。

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