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Jey.P.の雑記帳

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日々思ったこと、考えたことを気ままに書いています。
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記事一覧

東京おすすめ焼肉43選

自分が行ったことある店で、再訪するかもな店のリストです。主に知り合いに聞かれたとき用のメモ。目的別のおすすめは記事後半を見てください。気が向いたら更新します。 最終更新日:2024年1月31日 渋谷・神泉・池尻大橋恵比寿・表参道代官山・中目黒・祐天寺秋葉原水道橋・御茶ノ水・本郷東京・有楽町新宿山手線その他(山手線の内側)その他(山手線の東側)その他(山手線の西側)その他(山手線の北側)目的別おすすめ美味しいお肉が食べたい 値段の割にいい肉が食べたい コース焼肉が食べたい

生成AIとゲームデザインについて思ってること

AIに関する専門知識があるわけではありませんが、自分が2023年2月時点で考えていたことを後から振り返るために思ってることをまとめてみます。 ちなみに2021、22年の1月はこんなことを考えていたようです。 上記の記事でも話題になっているように、ゲーム開発にAIが進出してくる(している)ことは数年前から明らかでしたが、現状起こってることは1年前の自分の想像とは大きく違いました。 個別のタスクに特化したAIの実用化が進んでおり、汎用的なAIの実用化は少し先の話だろうという

『コロコロコミック』がゲーム雑誌になっていた

『月刊コロコロコミック』という雑誌があります。 45年の歴史を誇る雑誌で、現在も付録の強い号は100万部以上を発行することがあります。日本雑誌協会の印刷証明付部数データにおける2022年7月〜2022年9月(最新)の平均でも、全コミック誌(少年向け・少女向け・男性向け・女性向け)の中で『週刊少年ジャンプ』『週刊少年マガジン』に次ぐ3番手ですから、人気雑誌と言えるでしょう(月刊・週刊とかを考慮すると別ですが、一旦平均部数だけを見ています)。 ちなみに、全ジャンルを見ても『月刊

「インプット」ってどうやればいいの?

創作において「インプットが大事」みたいな話はよく聞きます。しかし「インプット」をどうやってすればいいのかは、インプットの大事さと比べるとあまり説明されていないのではないでしょうか。 例えば、この記事には桜井さんが膨大なゲームや漫画を鑑賞しインプットしていることが書かれていますが、観察眼の養い方を聞かれた際は「見ればわかるでしょう!」「もしかしたら、私は動体視力が少し良いほうなのかもしれません」くらいの答えで流れされています。 「あんなにたくさん遊んだのに、まったく気がついて

イラスト生成AIはなぜムカつくのか?

今月初旬ごろから、イラスト生成AIが話題になっています。 筆者はイラストよりもゲームに興味がある人間であり、ゲームデザイン業を行っていたこともあるため、ゲームデザインにおけるAIの活用には常に関心を持ってきました。 ゲームデザインを支援するAIの話題は、つい先日行われたCEDEC(ゲーム開発者カンファレンス)でも見られ、依然として「熱い」テーマになっています。 ところで、イラスト生成AIに対する反応、特に特定の人の絵柄を真似るサービスに対する反応を見てみると、お怒りの方

万能メモツールWorkFlowyの紹介(新社会人にもおすすめ)

半年くらい前からWorkFlowyというメモツールを使っています。 一般的なメモツールと比べて優れている点は、メモの階層化や並び替えが容易な点です。 メモは巨大なツリー構造になっており、上の階層のメモに下の階層のメモが格納されていくのですが、EnterキーやTabキーを押すだけで新規メモを作成したり、階層を変更することができます(動画の15秒くらいまでがEnterやTabをつかって、メモの階層をつくっているところ)。 また、これらのメモはドラッグアンドドロップで並び替えた

ものすごく雑なNFTの理解メモ

ちゃんと調べたり理解してるわけではないのですが、現時点の理解をひとまず文字にしておきます。 まず人間のサイバー空間上の活動が増えると、1つのサービスやプラットフォームから脱出できなくなるリスクが生じます。いまでもGoogleからbanされると悲惨なことになりますが、将来、Meta(Facebook)のサービス上で生活しているとして、Metaからのbanは社会的な死に近い意味を持ちます。 プラットフォームからの脱出は、いままでのサイバー空間上の活動(≒自分)を捨てることにつ

Activision Blizzardの買収とかメタバースとかについての感想

時期を少し逸しましたが、MicrosoftのActivision Blizzard買収について感想を書きます。 まず注目されるのはXbox Game Passの取り扱いタイトル拡大による、ゲーム市場のサブスクリプションモデルへの転換です。いまの売り切り型のゲーム市場が映画やドラマのNetflix・Amazon・Disneyの争いのようなラインナップ勝負に変化するかと言うと、筆者は変化しないと思っています。 サブスクリプションの会員を増やすには、より多くのユーザーを長期間留

2021年に出た本ベスト5 + おすすめ本

今年は読書の年にしようと思い立ち例年より多くの本を読んだので、2021年に出た本の中から個人的ベスト5を紹介します。 個人的ベスト5予測する心 人間の「知覚」と「行為」を、1つの目的のメカニズムとする「予測誤差最小化理論」の入門書。 脳は外界のモデル(仮説)を能動的に構築するシステムで、感覚入力によってモデルを検証・改訂したり、行為によって外界に介入し、モデルと外界の誤差を最小化しようとする…とのこと。 知覚・意識・情動・行動など、あらゆる人間の心理や活動を統合する理論

Riotの新作格闘ゲームに注目すべき理由

Riot Gamesの新作格闘ゲームProject Lの開発状況が公開されました。 Project Lは2019年10月のLeague of Legends10周年イベントで制作が発表されたLeague of Legendsのスピンオフ格闘ゲームです。このイベントでは同時に、VALORANTやLeague of Legends: Wild Rift、Legends of Runeterraなどのリリース済みタイトルも同時に発表されていました。 しかし、実は筆者はLeagu

ゲーム大会の配信チャットはなぜ荒れるのか?

LJLに代表されるゲームの競技大会の配信チャットは「荒れている」ことがあり、荒らしや罵詈雑言に対する苦言もTwitterなどでよく見かけます。個人的にこの問題はかなり根深く、かつ重要だと思っているので、あまりまとまってませんが思ってることをメモしておきます。 まず、荒らす理由として、 ・荒らすことが面白い ・本当に怒っている の2つが考えられます。 「荒らすことが面白い」は重要で、「面白くないだろ」で検討を終了すると、現実に存在する面白い派の人たちを理解することができ

デジタルゲームの「カード」の意味を考える

多くのゲームに「カード」が登場します。このうち、デジタルカードゲーム(DCG)は、紙のカードを使ったトレーディングカードゲーム(TCG)とゲームシステムが近いため、TCGを連想させるために「カード」という表現を用いています。DCGの「カード」は実際にはカードではなく、ゲームシステムを説明するための演出・比喩表現です。 しかし、TCGとは似ても似つかない多くのゲーム…例えば神撃のバハムートなどの「カードバトルRPG」にも「カード」が登場します。このカードという表現にはどのよう

「桜井政博のゲームについて思うこと」を読んで思うこと

紙の本が売り切れていたので手をつけていませんでしたが、ようやく全部揃ったので読みました。 まず前提として「桜井さん凄いなあ」というのはあるんですが、気になったのが、このエッセイは国内のゲーム開発手法の課題を再生産しているのではないか?ということです。 桜井さんのエッセイには繰り返し登場する課題がいくつかあります。 ・新しいディレクターが育たない、現れない ・桜井さんが忙しい ・シリーズもののゲームが増えるなど、ゲームの新奇性が減っている このうち「新しいディレクターが

ゲームコミュニティのルールとモラルのバランス

この記事の続きです。 スマーフ問題のような「望ましくはないが、ルールで一律に禁止するのも難しいこと」は、プレイヤーのモラルが求められる問題です。 一般的に人の行動は4つの要素によって制約されます。 ・法 ・規範 ・アーキテクチャ ・市場 ものすごく平たく言うと、法は法律・ルール、規範はモラル、アーキテクチャは物理的な条件、市場はお金を要求することです。 例えば「無断で自分の家に入ってきてほしくない」とします。住居侵入は犯罪(法)ですし、「勝手に知らない人の家に入って