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【調べてみた】遊女・花街について

花街、江戸の吉原を題材に色々調べてみた。


遊女が置かれている店を「遊女屋(ゆうじょや)」または「妓楼(ぎろう)」というらしい。

遊女屋は4つのランクがある。

ランクの上から順に、大見世・中見世・小見世・切見世 となる。

大見世の遊女と遊ぶには金二分以上(蕎麦125杯分)が必要で、金二分以上の遊女が高級遊女、いわゆる「花魁」と呼ばれる人気売れっ子であった。


中見世・小見世の遊女は徐々に金額が下がっていく。


大・中・小見世は、表通りに店が構えられていたが、切見世は裏通りにあったそうな。(その分遊女の質が悪い)


大見世の遊女と遊ぶには、いきなり遊女屋に行く、のではなくて、引手茶屋(ひきてぢゃや)を通す必要があった。

茶屋でまず酒を飲んで、茶屋の案内で大見世に向かう。or指名した遊女が茶屋に出向き、茶屋で過ごした後、一緒に遊女屋に行く。

どちらにしても茶屋に一度は行かないといけないので、余計にお金がかかるということ。(現代でいう同伴みたいなものかな。指定の店でまずご飯たべて~、お店へ~!うふふ~ん的な。) 

そのおかげで大見世の格式が保たれた。


※ちなみに、有名な「花魁道中」は、遊女屋から引手茶屋へ遊女が出向くことを指す。(つまり道中ができる遊女=ランクが上の店で働いている、という言うこと)

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花魁道中


中見世は引手茶屋を通さずに遊ぶことができる遊女屋だったが、例外として茶屋を通さなければいけない遊女も在籍していた。大見世より格式は高くないが、小見世より上、というプライドはあったようで、「はんてん着の客は上げないわよ」という感じだったそうな。

※はんてん着=羽織を着ていない客、=職人。

小見世は在籍するすべての遊女と引手茶屋を通さずに遊ぶことができた。引手茶屋へ出向く遊女がいないので、道中はなかった。


さて、よく時代劇で男性が格子の外から遊女を「やべー!俺好み!あの子にしよ!!」って選り好みしてるシーンがありますよね。

こんなの。

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遊女がこのように客に顔を見せることを「張見世(はりみせ)」というんだけど、店のランクによってこの格子の種類が違うらしい。


大見世

全面に格子あり。

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中見世

向かって右上四分の一くらいがあいている

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小見世

下半分だけに格子。

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うーん、なんだろう?今でいうモザイク的な?ランクが上に行くにつれてモザイク濃いけど、下になればなるほど薄くなるよ~みたいな??



専門用語も気になる!知りたいことたくさん!たのし~~!!

とりあえずここまで。あくまでもうりまるの独断と偏見で興味の持ったことを調べるので色々ランダムにアップしていくとおもふ。











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