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夏休みの宿題で、落語「時そば」を読んで親子で色々調べてみた話

小学3年生の息子の
夏休みの宿題である読書感想文は
落語の「時そば」についてでした。

図書室から借りてきた本が
短編集のような本で
その中に「時そば」が
収録されていました。
10ページほどの短いものでした。

挿絵に興味を持ち
読み始めたものの
関西の小学生に
江戸っ子の言葉は
なかなか難しく
収録の中でも短い話なのですが
苦戦をしていました。

何度も自分で読んだあと
私にも読んでほしいとのことで
私からも何度か読みました。

おおよその話の流れが
私のちょっとした解説をすることで
ようやく、おもしろさの意味が
わかってきたようです。

そこで、
YouTubeで「時そば」を見せることにしました。
最初は、アニメ風のもので理解を深め
次に、落語を見せました。
だんだんと理解が深まってきたようです。

とはいうものの
まだ、理解できないことがたくさんあります。
そして、私もわからないものがあります。

最初の
「親ばかちゃんりん そば屋の風鈴」
とは、何か?
これは私にもわかりません。
早速調べてみました

「親ばかちゃんりん そば屋の風鈴」
江戸の当時、まともなそば屋は粗悪なそば屋と間違われないよう、
屋台の四隅に風鈴をつるしたそうで、季節外れの冬にもうるさく鳴る。
風情も何もない様子を、子どもかわいさのあまり
愚かな振る舞いをする親ばかと結び付けたようです。

実際
「九つ」「四つ」とは
今の時間で言うと何時のことなのか?

当時の時法では深夜の「暁9つ(午前0時頃)」の前が
「夜4つ(午後10時頃)」だったことにより、
この話が成立しているそうです。
時の呼び方は、日の出前の「明け六つ」に始まり、
朝五つ→朝四つ→昼九つ→昼八つ→夕七つ
→日の入り後の暮れ六つ→宵五つ→夜四つ
→夜九つ→夜八つ→暁七つと一巡する。
だから、夜の九つより早く出かけると、
四つになってしまうそうです。

他にも
店の名前である
「あたり屋」「まる屋」は、
実際に「矢」が「的」に当たっている
めでたい「当たり」と掛け言葉であること。
それに比べ、図柄は似ているが違うというのを
挿絵の図を見ながら説明をしました。

それに、
古銭である「一文銭」を見たこともないので
インターネットで調べました。
今でいう価値で25円から50円くらいの
価値だということも説明しました。

実際
関西に住む息子たちは
美味しいコシのある蕎麦自体あまり
食べる機会がないので

思い切ってスーパーで
少々値段の張る蕎麦を買い
硬めに茹で食べました。
実際に「分厚く切ったちくわ」と
「薄い麩(←即席みそ汁の具のを使いました)」
も入れ解説をしました。

たかだか10ページ程度の話に
しっかりと子どもの疑問に答えた上で
家族で、蕎麦まで作って食べました。

子どもたちも、
蕎麦のおいしさに
はじめて気づいたようです。

たまには、こんな夏休みの宿題もいいよねって話でした。


なんしか、カッコいい大人になろう。


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