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「世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」勝ち続ける意志力 / 梅原大吾」
を読みました。


もともと、プロ・ゲーマー「ウメハラ」の名前を聞くことがあり
彼の著書は、かなり評価が高いことは聞いていました。
改めて、読んでみましたが、
これは素晴らしい内容でした。
なぜ、もっと早くに読んでおかなかったのかと悔やまれるほどです。
やっぱり、人のオススメは試してみるものだと痛感します。
良書です。

<いつものように自分のために残しておきます>

誰に見せても恥ずかしくない努力をしている。
僕の勝ち方には、スタイルがない。
スタイルに陥らないようにしていると言ってもいい。
自分が勝てたのは
知識、技術の正確さ、経験、練習量といった
当たり前の積み重ねがあったからで、

得体のしれない自分という存在が
相手を圧倒して手にした勝利などでは
決してないということ。
センスや運、一夜漬けで
勝利を手にしてきた人間は勝負弱い。
一夜漬けでどれだけ頑張っても、
好きで細かい積み重ねをしてきた人間には勝てない。
誰にでもできる戦法は選ばないし、
それによる不利を苦とも思わない。
遠回りすることでしか手に入れることのできない強さが
あると信じているからだ。
人よりも強くなりたかったら人一倍練習しなければいけない。
どれだけつらくても、それ以外に道はないと思う。
心だって、鍛えなければ強くならない。
何かを成し遂げたいのであれば、壁を越えなくてはいけない。
壁を越えるのは決して楽ではないが、一回越えたら楽になる。
かつて生み出した戦術に頼らない覚悟と、
新たな戦術を探し続ける忍耐があるからトップにいられるのだ。
大体の人は苦労して生み出したものに固執し、浸ってしまう。
「これでしばらく大丈夫だ」と安心してしまう。
それがひとつの弱みとなってしまうだろう。
そして、いずれは貯金を食い潰すことになる。
先頭に立つ者は
常に新しいものを生み出し続ける必要がある。
自分の実力を上げるためには、
まずもって目の前の勝負に全力を注ぐ必要がある。
世界一になるために戦っていたわけではない。
あくまで目の前の相手と全力で戦い続けた結果の
世界チャンピオンだと思う。
小さくてもいいから変えてみる。
そんな意識があれば、誰だって、
いつだって自分を変えることができる。
そうやって自分の体験を増やしておけば、
ふとしたとき、前よりも視野の広くなった自分に
気づくことができるはずだ。
考えることをやめない。
勝ち続けるためには、
ひとつの問題に対して深く考えなければならない。
既成概念を捨てて、
視点や角度を変えながら徹底的に原因を究明する。
すぐに答えが出なくても、
時間をかければ必ずいい答えに巡り合える。
とにかく、考えることをやめなければ出口は見つかる。
まずは変化すること。
自分を変えるとき、変化するためのコツは、
「そうすることで良くなるかどうかまで考えない」ということだ。
もし悪くなったとしたら、それに気づいたときにまた変えればいい。
とにかく、大事なのは変わり続けることだ。

少しの変化を見逃さないで、毎日のように変わろうと意識していると、
いずれ大きな変化____
覚悟が必要になったときに躊躇せずに行動することができる。


別の見方をすると、
努力を続けている人は誰かの目なんか気にしていないと言える。

回りを気にすることなく、自分の世界に没頭できている。
努力を続けていれば、いつか必ず人の目は気にならなくなる。
人の目を気にせず、自分と向き合う時間、
深く考え、思い悩む時間を大切にしてこそ、
集中力は高まっていくものだと考えている。
10の強さを手にする方法は簡単に教えられる。
だが、11、12、13の強さを手にする方法は言葉では教えられない。

それでも口に出して言うとすれば、
「すべての可能性を試した果てにあるもの」
ということになるだろう。
デッドゾーンすれすれまで我を通すことでしか見えない境地がある。
「自分が正しいと思った行動をしてみよう」
そんな子どものような純粋さを取り戻したことで、
結局、勝率も上がってきた。
好きなことがあるのは幸せなことだ。
自分の気持ちをひとつの対象に100%向けられるのは
幸運だと言える。
自分は他人とは違い、違うからこそ人生は面白い。
欠点も個性のうちだと受け入れられるようになった。
自分の限界を越えた期間限定の頑張りというのは、
結局は背伸びにすぎない。
食事も満足に摂らず、睡眠時間も削るような取り組みは
長続きするはずがない。
これまでの経験から言えるのは、
自分を痛めつけることと努力することは全然違う、
ということだ。
当時の僕は、苦しいことを我慢することのみが
真の努力だと思っていた。
考えることを放棄して、
ただ時間と数をこなすのは努力ではない。
ある意味、楽をしているとさえ言える。
自分を痛めつけていると、
努力しているような気になる。

そんな努力からは痛みと傷以外の何も生まれてこない。
いま、大会に出場するときに
僕が抱いているのは、
自分のプレイを見てほしいという思いだけだ。
絶対に負けられないと
思っているプレーヤーは、
だいたい土壇場で萎縮してしまう。
日々、成長し続けるー。
そのことを目的に据えた場合、
具体的にはどの程度を持って自分を納得させられるか。
だから、「それを継続できるかどうか」が
ひとつの基準になってくる。
自分にとっての適量を考えるなら、
「その努力は10年続けられるものなのか?」
自問自答してみるのがいい。
実力が備わっていないのに
注目されるのは不幸だと思う。

下手に注目されるよりも、
機が熟すのを待つべきではないだろうか。
人間は易きに流れる傾向がある。
だから、継続できるサイクルを作ることは、
あるいは意識の変化と同等か、
それ以上に大事なことではないかと思っている。
日々の成長、自身の成長を目的と考えている僕にとって、
甘えること、サボることはもっとも
避けなくてはいけないことである。
あまり大きな目標を立てず、
目の前のできることのみに集中していれば、
ふとしたときに信じられない高みにいることに
気づく日が来るだろう。
僕は毎日、自分のやりたいことに打ち込んでいるだけであって、
勝負に固執していない。
対戦から得られるもの、自分の成長がすべてなのだ。
価値から得られる収穫があればいいし、負けから学ぶことがあればいい。
努力して手にいれた強さならば、
もし負けてもまた努力すればいいと思えたはずだ。
僕にとって生きるとは、
チャレンジし続けること、成長し続けることだ。
成長を諦めて惰性で過ごす姿は、
生きているとはいえ生き生きしているとは言えない。
失敗を見てバカにするような人間も、
1年後、2年後、積極的なチャレンジを
続ける姿を見れば笑えなくなる。

そして「失敗したけど、あのチャレンジはすごかったよね」と
称賛の言葉を投げ掛けてくるはずだ。
「運・不運なんて関係ない」
そう断言できるようになった者のみが、
運・不運すら越える、神技の領域へと
踏み込んでいくことができる。

なんしか、カッコいい大人になろう。

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