英語が喋れないバックパッカーの私が「22日間ホテルを予約していったら2日間しか予約が取れていなかった」話。
それは、2002年のこと。
私は、前年の2001年に起きた衝撃的な
アメリカ同時多発テロをTVで見た次の日に
職場で誰一人こんな衝撃的な事件に
ひと言も振れずに仕事をしている職場に衝撃を受け、
仕事をやめる決意をし、
1年以内にアメリカの地に降り立つことを決意したのでした。
予定通り、
私はあれから1年以内に
アメリカの地に降り立っていました。
2回目の海外旅行で、
2回目のバックパッカー。
英語はしゃべれないのに、
2回ともバックパッカーとして
2回とも 一人旅でした。（当時 みんなに頭おかしいと言われました 笑）
旅行会社にチケットを買いに行くと、
目的地であった、首都のワシントンDCは、
ちょうどIMFの国際会議の期間であり
先にホテルを取っておいた方が賢明ですよ、とのことでした。
(ホテルを取らないと最悪、野宿することになるってことです)
ということで、
とりあえず1つ目のホテルを22日間の連泊で
予約を取りました。
たしか、連泊ができる最大の日で取ったと思います。
そして、
テロ1周忌を迎えようとする
厳戒態勢の首都ワシントンDCに
単身バックパッカーの
英語の話せない怪しいアジア人は
降り立ったのでした。
といいつつも、
空港のセキュリティーチェックでは
怪しいとのことで
ちゃんと止められています 笑
同じ飛行機だった別のツアーのガイドさんに
通訳してもらって無事降り立つことができました 笑
そして、ホテルに無事チェックインをしたのでした。
1日目は、ワシントンDCの街に行ってみました。
2日目は、アーリントン墓地に行って祈祷し、鎮魂しました。
3日目は、テロでも被害のあったペンタゴンに行き、警備の兵士に失せろと言われました。
そして、ホテルに帰って異変に気付きました。
「部屋のカードキーで部屋にで入れない」
フロントに向かいました。
「キャンノット オープン！」
まあ困ったわね～という感じの黒人のおばさんが
カードキーをコンピューターに通し
何やらキーボードで打ち込んでくれました。
そうすることで、
一旦部屋に入ることができました。
しかし、もう一枚の予備のカードキーでは、
やはり入ることができません。
なのでもう一度フロントの黒人のおばさんに
説明に行きます。
2枚のカードを見せ
「ディスカード キャン オープン！
バット
ディスカード キャンノット オープン！
プリーズ キャン オープン！」
おばさんも困惑した様子で、
カードを受け取り
コンピューターを叩きだしました。
そして、
真剣な表情で、
何やら話してきます。
「トゥ ナァ～イツ OK?」
なんとなくわかるのは
あなたは2日間しか泊まれないのよと
言っています。
「プリーズ ウェイティング！」
と言い放ち
部屋に戻り、
予約確認書＆和英辞典＆英和辞典を
持ち出しフロントに向かいました。
もちろんスマホなんてない時代です 笑
そして、
私は22日間ここのホテルを予約している。
この予約確認の紙を見てくれ。
日本語だが、日付とかローマ数字なのでわかるだろう。
と見てもらい。
そして、和英辞典をぺらぺらめくり
「すでに、、、すでに、、、」
「はらった、、、はらった、、、」
と調べながら。
必殺
「オールレディ ペイ ザ マネィ、 イン ジャパン！」
「トゥェンティ トゥ ナァーイッ！ＯＫ？」
と急ぎ早にまくしたて、
英和辞典をおあばちゃんに渡そうとしました。
文句があるなら、
「英和辞典」で内容を教えてくれと
アピールしました。
そうすると、
日本語で書かれた「予約確認書」を
ひょいっと取り、
代理店に電話をし始めました。
YOUの言うことは
確認が取れた的な「OK」を
何度も何度も言われ
無事に！？
22日間に変更してしてもらえました。
それからは、オバちゃんと一気に打ち解け
「シャトルはここで待つんだよ」
「今日はどこに行ってきたんだい？」
「USAはいいところだろ？」
みたいな会話をするようになりました。
そして、最終日には耳が慣れてきたのか
結構な、単語が聞き取れるようになりました。
(意味は相変わらず 辞典を引かないとわかりませんが)
とりあえず、
異国で英語もしゃべれないのに
「2日間」と「22日間」を間違えてると気づいて
訂正するのは、
結構な、焦りを感じます。
大量の、脇汗をかきます。
そして、ちょびっとの勇気が必要になるのです。
今となってはいい思い出ですが、
その時はめちゃくちゃ焦りましたよ。
火事場のクソ力的な何かは、
私にも一応備わっているようでした。
なんしか、カッコいい大人になろう。
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絶対、押しちゃダメよ♥️