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ヨガを続けていてよかったこと
私がヨガを始めたのは、2005年だった。
フランス留学の前に暇を持て余していたので、叔母が通っている市民講座に一緒に参加していた。
講座はいつも満員で、初心者向きで楽しかった。シャバサーナでいびきをかいて眠ってしまう人や、お腹に力が入りすぎて思わずプッと出てしまう人なんかもいて笑。
この時はヨガのことを「体を柔らかくする体操」くらいにしか思っていなかった。
フランスに渡ってからも有り余る時間をなんとかしようと、OVNI(日本人向けのフリーペーパー)でヨガレッスンを探しだし、フランス人と一緒にレッスンを受けたりした。
その後アンボワーズに移動して「もうフランス語なんか聞きたくもなければ喋りたくもない」というスランプの時期が訪れた。
日本語を聴きたくて、お城巡り観光に来た日本人にわざわざ話しかけに行ったこともある。
そして運動をすることでなんとかストレスを発散しようとした。
スポーツジムに入会し、ハードなフィットネスをやったり、先生の紹介でヨガクラスにも通った。
ちなみに私はものすごく体が硬い。小学校の時の立位体前屈で−4センチというあり得ない記録を出し(つまり全然曲がらない)、同級生を驚かせた。
今も体はカチカチだが、段々とヨガは柔軟性を高めるというよりも、自分自身に向き合う作業なんだなということがわかってきた。
2015年、湘南の海で開催されたビーチヨガに参加する。
https://ameblo.jp/yuriko19860908/entry-12059968974.html
(写真はこちらのブログからお借りしてます。インスタラクターの方が快く承諾してくださいました♪)
これがすごく私には良かった。
今まで私はポーズの完璧さをついつい求めがちだったが、開放的な空の下、「誰とも比べなくていい」ことに気づき始めた。先生がナチュラルな方なので、ヨガを一緒にやっているとゆったりした気持ちになれる。
そして今はYouTubeのB-lifeをメインにヨガとフィットネスを続けている。
ついつい頑張りすぎてしまう私だが、体が先に「ちょっと頑張りすぎだよ、ブレーキかけて」と教えてくれるようになった。それは心とも連動している。
瞑想と同じようにヨガでも『自分軸』を感じる。以前にも増してそれを感じるようになり、自分自身を内観できるようになった。
呼吸も深くすることで、「今」に集中しやすくもなった。
最近の気づきは、「人に優しく。自分に優しく。許す。」ということ。
誰かを許すのではなく、自分を許す。自分を許そうと思い始めたら、数ヶ月続いていた肩甲骨と肩甲骨の間の痛みがす〜っと消えていった。
自宅にいる時間が長いので、フィットネスとヨガは続けるようにしている。今は筋力と体重を維持できるようにやんわりといった感じだ。
ヨガを初めてかれこれ16年経つが、ヨガは自分に合っているんだと思う。体は硬いし、難しいポーズはできないけど、無理をしないことを気づかせてくれ、結果健康増進にもつながっている。
そしてそんな自分への気付きが、いつもニュートラルな私に戻してくれている。
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