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【ほっこり】些細な行動に本質が宿ると思った話

こんにちは、kokoです。身近な出来事を通じ、学んだり考察したことをゆったりと語っています。今回は、些細な行動に本質が宿るのだなと感じたお話になります。

エレベーターでの神対応

私はマンションに住んでいるので、必然的ににマンションのエレベーターに乗ることが多くなります。すると他の住民さんや彼らのゲストなどと鉢合わせることは多々あるのですが、その次によくお会いする方といえば配送業者の方です。

ある日も私は外出先から帰宅しようとぼうっとしながらエレベーターに乗り込もうとすると、配送業者の男性の方と一緒になりました。どうやら私が住む階よりも下の階でお届け物があったようで、私よりも先にエレベーターを降りられました。その時、ただエレベーターから降りたと思いきや、ご自身が出られた直後に「閉じる」ボタンを押して行かれたのです。つまり、自分が降りたらすぐにエレベーターの扉が閉じ少しでも早く上の階に昇るよう、自分の腕が挟まれるリスクを侵しながらそういった気遣いをしてくださったのです・・・(最近のエレベーターは高性能なので、ちょっとこの言い方は大袈裟かもしれませんが)。そんな些細な行動ではありましたが、私は大変感動しその日の残りを大変素敵な気持ちで過ごすことができました。

些細な仕事で大きな感動が生まれる

もちろん、この方はそういう教育を雇い主から受けている可能性は大いにあります。特に東京はマンションが多いですし、戸数に対するエレベーターの台数を考えればエレベーターの稼働効率は住民にとって死活問題だったりします。そのため、住民に迷惑をかけない振る舞いをと配送業者が特別意識を向けていると考えることは容易に想像できます。しかし、気遣いを受ける側にとってはその事情はどうでも良かったりもします。だって、気遣いを受けていい気持ちになるのですから。

きっと配送業者は、こうした細かい行動が意外と住民に見られており、それが企業の評判に直結するため、些細であっても見逃すべきでないと判断したのでしょう。些細な行動であっても誰かはそれを見ていて、その行動が感動を生んだり逆に誰かを失望させる可能性が大いにあるーそれは仕事における(もしかしたらそれ以外においても)真理のような気がしていて、私は常に気を張り巡らせるように気をつけています。

例えば、オンライン会議でPPTを投影するときは投影モードにしたり(コンサル業界においてもこれを当たり前にできない人が多くて驚きます)、どれだけ些細なお願いであっても対応いただいたときは「ありがとうございます」と一声をかけたり、メールやチャットは原則その日中に返事したり(当たり前のようですが、できない・やらない人は意外といます)、まあいいやと見逃しそうになりそうな些細な行動こそ徹底するようにしています。こんな簡単なことを積み重ねただけではありますが、おかげで「丁寧な仕事をする人」として社内の人からはある程度信頼いただけて、同じタイトルの同僚がもらえないチャンスをありがたく頂戴していたりもします。

些細な善行を積み重ねてみる

誰にもみられていないだろうと思う局面での行動だからこそ、誰かのために取り繕うことのない自然体な自分の一部が溢れだし、その積み重ねが自分の一部になっていくのだと私は考えます。
どれだけ些細な行動だったとしても、誰かはあなたのことを見ています。であれば、少しでもいいことを積み重ねてみても損はないでしょう。職場であれば、例えば以下のような小さなことから始めることもできます。

  • 自分がエレベーターから降りるときに「開く」ボタンを押してくれた方に「ありがとうございます」と声をかける

  • クライアントとのメールの書き出しに、最近助けていただいたことを簡単に添えつつ感謝の言葉から文章を開始する

  • いつもお世話になっている同僚に、休憩用のおやつをお裾分けしてみる

カロリーのかからない些細な行動から、今日もみなさんが素敵な一日を過ごせますように。

筆者・このnoteについて

Big4でコンサルタント経験者である私が、実際の現場で見聞きした生き生きとした(時には生き生きとし過ぎた)情報をみなさんにお届けしています。無料でも有益な情報をお届けできるように執筆していますが、より生々しい現場の経験についてはオーディエンスを絞らせていただいています。

いわゆるコンサルスキルと呼ばれるものだったりコンサルの現場から日々学ぶことは、決してコンサル業界に閉じた話ではなく、それ以外の業界の皆さんにも参考にしていただけると思います。なにしろ、コンサルタントはあらゆる業界のあらゆる課題解決を主要なサービスとしていますから、業界を問わず普遍的なスキルを身につけておく必要があるのです。

こういったゆったりとした回と有益情報を盛り込んだ回を織り交ぜることで、より活き活きとしたコンサルの現場をお届けできればと思っております。

それではまた😉



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