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見方を変えれば解決策がある

モンスターシティーは、重大な問題を抱えています。
それは、「子どもの悲鳴が足りないこと」です。

モンスターシティーは子どもの悲鳴から作る電力で動いているので、それはつまり電力不足。

けれど、物語の最後には、全部が丸く解決してしまいますよね。
その大きな力となったのが、サリーの「物事の見方を変えたこと」だと思っています。


ストーリーの要所要所で見えてくるのは、悲鳴よりも、子どもの笑い声の方が、力が強いということです。
だからサリーが社長になったモンスターズ・インクでは、笑いを集めるように会社の仕組みが変わっていますよね。

個人的にはここで、物語の序盤から子どもを怖がり、「こわがらせ屋」としてはあまりに頼りなかった新入社員くんがいることです(*´▽`*)


彼は子供を怖がらせるより、身体を張って受けを狙いにいく方が向いていたのでしょうね。

対して、見方を変えないまま問題を解決しようとすると、「会社を守るため」など様々な理由から、恐ろしいやり方もいとわず行動するようになってしまいます。
その代表例が、このストーリーの中では社長ですよね。

社長はより効率的に悲鳴を集めるため、「悲鳴吸引機」なる機械を作り上げ、子どもを誘拐してくるという計画を練っていました。
何かを無理矢理連れてきて、こちら側の良いように使う。
それは人間だろうがモンスターだろうが動物だろうが、やって良いことではありません。

社長は物語の中で、「この会社はわたしの祖父の代から続いている」という発言をしています。
「電力不足に際して、会社を潰してはいけない」という恐れに憑りつかれてしまったのかな、と感じています。

……まあ、子どもの悲鳴より笑い声だなんて、サリー・マイク・ブーのように、一緒に行動する時間が多くないと気付けないことだとは思いますが(笑)。

悩んでいると視野が狭くなってしまうもの。
そういう時こそ難しいのだけれど……。
そういう時こそ、ちょっと離れたところから、その難題を見つめてみると良さそうです。

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