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繊細な私が楽しく飲み会に参加するためにやめた3つのこと

友達3人でのオンライン飲み会

半年ほど前から、決まった友人たちと3人でのオンライン飲み会が開催されています。

みんな一定期間が経つと「あのメンバーとしゃべりたい」欲が湧いてくるようで、私が「そろそろ誘いたい……」と思っていると、誰かしらから声がかかるポジティブなシステム。

その中で得た、繊細な私が疲れない、けど楽しいバランスを紹介していきます。

飲み会に参加する私の昔と今
以前の私は疲れすぎていた

私はお酒があまり飲めませんが、飲み会は大好き。

シラフでわりとどこまでも酔っ払いに付き合います(笑)。

今回のメンバーでの飲み会も例外ではなく、2人はお酒の力と理数系の視点を共有し、私には難しい話が弾むことも。

以前までの私は、そういう専門的な話にも頑張ってついていこうとして、相槌の隙間を窺ったり、理解できる端緒がないか探したりして、とても神経を使っていました。

でも、前回の飲み会から今回までにいろいろ知って、より疲れない、快適な過ごし方を見つけられました。

1,無理してすべての会話に参加するのをやめる

発見1つ目。

ずばり、無理して会話に参加しないこと。

私は1対1のやりとりが一番好き。

相手に全集中できるし、「話したそうな、待っている3人目」の様子に気を遣うこともないからです。

裏を返せば、人間が3人集まれば「共通の話題」と、「乗れない話題」が生まれて当たり前だということ。

無理して話題に入ろうとするのは徒労だと割り切って、聞き役に徹した方が楽なのです。

実際それを試しましたが、知識も得られるし、自分の喉の休息時間にもなるし、飲み会が楽しくより快適になりました。

知らない話に「ついていこう」とする前に、「黙って聞いて、内容を理解したい」という態度にチェンジする感じでしょうか。

特にオンラインのため自宅にいるので、部屋にある紙とペンに、話を聞いて気づいたことをメモすることも可能。

黙っているからといってサボっているわけではなく、むしろ新しい知識を得て、自分の裾野を広げている感覚になりました。

2,「飲み会は盛り上げるもの」という価値観を捨てる

飲み会は、ワイワイしてて、賑やかで、場の盛り上がりに貢献しないといけないイメージ。

思い切って、今回はそれを無視してみることにしました。

「盛り上げなくちゃ。みんなが楽しい話を振らなくちゃ」

そうやって気を遣うと、非常に疲れてしまうからです。

そもそも、私は盛り上げるのが苦手。ヘンなノリになってしまうというか……根本的に向いてないんでしょう。

だから今回は「盛り上げる」能力を諦めて、ただ「自分らしくいる」ことに注力して参加してみました。

私にとっての「自分らしく」とは具体的に、

自分が話したい時に話す
難しい話題に必死でついていこうとしない
分からない話に無理してコメントしない
その場にいるだけで、友達と時間を共有しているだけでも楽しい!
という態度を忘れずにいることです。

すると、私がちょっと休憩しても話題はどんどん進んでいくし、

他の2人が好きに話して場が盛り上がって、私もそこに参加する……という、気楽な循環が出来上がりました。

友人の1人は、「この3人がいれば、他の人たちがほとんどしゃべらなくても楽しい飲み会を回せる」とも。

私ひとりでは飲み会の盛り上げ役になれないけれど、「飲み会」という場に参加して、何かしらの少ないコメントを発するだけで、誰かがそれを拾って盛り上げてくれるようです。

ああ、気楽。

飲み会は「私が頑張って盛り上げに貢献するもの」ではなく、「参加してれば誰かが盛り上げてくれるもの」でした。

3,話せることを話す

大人数での飲み会の後、私にはいつも話題の消化不良の感覚がありました。

話したかったことを、話しきれてない感じ。

もっと話すことがあったんじゃないかという気持ち。

今回の飲み会では、それがものすごく少なくて、「楽しかった!」という気持ちの比率が高い、充実感のある終わりになりました。

それはなぜだったのでしょうか。

上に書いた「1,無理してすべての会話に参加するのをやめる」という話にも関連してくるかもしれないのですが……。

会話には流れがあり、自分が考えていることすべてを口に出すのは不可能だと気づいたからだと思っています。

「繊細さんは周りの様子によく気がつき、いろんなことを深く考える」というのを読みました。

言われてみれば、確かにいろんなことを考えます。

友達と話している時ですら、

友達の話が耳から入ってくる

友達の話に共感する

自分の体験・見聞の中から、関連する話を思い出す

それに対する自分の気持ちを感じる

という、内面の流れがあります。

けれど、その思考をしている間にも会話は進み、心の中で話がまとまった頃には話題が別のものに移っている、ということも多かったのです。

だから、「話したいのに、タイミングを逃してしまった」話が量産されていました。

これが消化不良の原因だったのです。

もし、私の思考の流れが繊細さんに特有のものだとしたら……。

逆に言えば、非・繊細さんにはその感覚がない/少ないということ。

もちろん、誰かの話を聞いて考えるだろうけれど、思考の量や質が自分とは違うかもしれない。

ていうかそもそも、みんながたくさん考え事をするわけじゃないんだ。

だから言いきれないことがあるうちに会話が進んでいっても、仕方ない面もあるんじゃないか。

ある種のポジティブな諦めが生まれて、力を抜くことができたのです。

だから、「思考が膨らんだうちに話題が移ってしまい、話せなかった」ことは、「しょうがない」と諦めるか、話の切れ目に話題を戻して話すかの2択を取ることに決めました。

その方が、どうしても話したいことが厳選されていくし、その場で考えた、感じたことを、すべて口に出す義務なんてないのです。

自分が感じたこと、考えたことは、自分が分かっていればOKなんじゃないかなと思いました。

人に話すかどうかは2番目の問題、みたいな。

「次もぜひ!」と本気で言えた

私の考え方がより気楽な方へシフトしたことで、今回のオンライン飲み会が、「人生で最も楽しかった飲み会」ランキングを更新しました。

他人が知ったらびっくりするぐらい長時間しゃべりまくって、話題も本当にいろんなところへ飛んで。

話しそびれたこともあるけれど、すんなりと「じゃあ、次回にね」と言い合うことができました。

心持ちや捉え方が変わるだけで、飲み会が今まで以上に楽しめるようになる。

繊細さんについて情報収集してきて、良かったなと思えました(*´▽`*)

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