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私がギャンブルから学んだこと(初心者の視点から)

最初に言っておくと、私はギャンブル依存症でもなければ、ギャンブル好きでもない。

ただ、今までに何回か、ラスベガスとマカオにカジノ旅行したことがある。
 
今回ギャンブルネタを書くべきか否か迷った、というのも最後にカジノに行ったのはもう10年も前のことだからだ。
 
それでも、ドジャース大谷選手の元通訳の水原さん騒動を受け、ギャンブルの怖さが改めてクローズアップされる中、私のギャンブル体験を少しお話しようと思った。
 
(水原氏の場合はスポーツの違法賭博とのことなので、普通のカジノでのギャンブルと比較するのは違う気もするが、ここではギャンブルという大枠で語りたい。)


ちなみに私がカジノでプレイするのはほぼ決まってブラックジャックのテーブルだ(時々気分転換にバカラも)。
 
言わずもがなではあるが、ブラックジャックは配られたカードの合計をできるだけ21に近づけ、ディーラーよりもカードの合計が21点に近ければ配当をもらえるという簡単なゲーム。

定石(ベーシックストラテジー)さえ守っていれば、プレイヤー側にとってかなり勝率の高いゲームとも言われている。
 

それもあってか、今まで痛い目にあったことはない。
5万円程度の手元資金で20万円になったので、むしろラッキーといって良いだろう。お金よりも、学びのほうが大きかった。
 
具体的にはカジノでのギャンブルを通して、
 



 
といった気付きがあった。
 

①人間観察ができた


 
やはりギャンブルはお金が絡むためか、賭け方やプレイスタイルにもその人の人となりがでる。
負けがかさみイラつく人、隣に誰が座るか気になる神経質な人。ただただ自分の世界に入り込んでいる人。皆まちまちだ。
 
全くの個人的感想(独断と偏見)だが、国籍や人種によっても、楽しみ方が違うようだ。少なくとも私が座ったテーブルでは中国人の豪快さが印象的だった。みんなで楽しむ感じで、私の勝ちが続くと、みんな一斉に私に乗っかって賭けてくる。私が弱いカードをもらってあえてリスクをとろうとしても、運命共同体のごとく、盛り上がり、結果負けたとしても、笑い飛ばしてくれた。
 

日本人の人たちは、目立たぬよう控えめにプレイしていた。

 
ハイローラー(大金を賭ける顧客)エリアになると、みるからにアラブの富豪も多かった。やはりお金の賭け方が半端ではない。10万円単位のチップが次から次へと使われていく。ギャンブルをたしなんでいる感が強い。

 
カジノという世界で、国境を超えた人間観察ができたと感じている。
 

②「人生の縮図」を体感した

 
数時間、テーブルでプレイしているだけで、「ギャンブルは人生の縮図だな」としみじみ感じる。

ビギナーズラックがあったとしても、ずっと勝ち続けることはない。(まあ、負けがかさむことはあるけれど)。

人生の浮き沈みを体験しているかのようだし、引き際の大切さも実感する。
そして必ずといって良いほど、浮かれた時にしっぺ返しがくる。(人生でもそれってよくありませんか?)
 

③即決力・冷静さの大切さを再認識した


 
即決力とは、ここぞという時にリスクを取ることができるかどうかの瞬時の判断だ。私の場合は、定石通りにプレイしているので、相手のカードをみながら、自分に強いカードが来たら迷わずダブルダウンする。
 
一方、冷静さも不可欠だ。負けがかさむと、どうしても損した分をとりかえそうと躍起になってしまう。
感情的になった時点で負け。投資と同じで、損切りも必要だ。
私は弱い手が5回続くとそのテーブルから席を立つようにしていた。
 
最初からリスクを取れる額と損してよい金額を設定しておくのが基本だ。
 

④定石に従うことが勝率につながると学んだ


 ゲームの多くが、スロットマシーンも含め、ハウス(カジノ)側の勝率が断然高い
一方、ブラックジャックは定石通りプレイしていれば、勝率を50%まで持っていけるのではないか。

少し変則的なことをしたくなったりする局面もでてくるが、ブラックジャックに限っては、ぐっとこらえて、定石通りにプレイするのが勝率につながる、と自分の浅い経験で悟った。
 

スリル感とその場の雰囲気を楽しみながら、気づきを得た私のカジノ体験は本当に良い思い出となっている。

https://twitter.com/ATF_TOKYO

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