【速報】2024年中国ダブルイレブンW11売上結果発表!中国EC売り上げ好調の理由とは?
ダブルイレブン・双11とは、「独身の日セール」とも呼ばれる、初回開催から今年で16回目となる中国の大型ECセールです。
元々は天猫(Tmall)や淘宝(Taobao)を運営するアリババ発案のイベントですが、現在では京東(JD.com)や拼多多などの他ECサイトや、小紅書(RED)や抖音(Douyin)などEコマース機能を持つSNSなどが参戦する一大イベントとして成長しました。
2024年のダブルイレブンは果たしてどうだったのでしょうか?
流通総額(GMV)や各プラットフォームの状況など、速報データをまとめました!
※コーポレートサイト掲載分はコチラからお読みください
▽ダブルイレブンの由来や詳しい解説はこちら
2024年ダブルイレブン双11の総売上高は?
「国家補助金」政策が2024年のダブルイレブン消費を刺激し、2024年の電子商取引プラットフォームの総売上高は1兆4418億元に達しました。
iiMediaが発表した最新の「2024年中国電子商取引「ダブルイレブン」消費ビッグデータモニタリングレポート」によると、2024年「ダブルイレブン」活動に参加する主な消費者は26~29歳の若者であり、比率34.1%を占めるダブルイレブンイベント期間中に購入数の多かった商品カテゴリーTOP3は、日用品、衣料品、靴・帽子、美容・スキンケアでした。
2024年ダブルイレブンはライブコマース売上が好調!
近年の中国SNSの多くはEC決済機能を搭載しており、2024年は多くのプラットフォーム上でダブルイレブンセールが開催されました。
特にECライブコマースの売上高は3,325 億元で、前年比で54.6%増加しました。
中国版TikTokである抖音(Douyin)はライブコマースの注文量が前年比の245%増加し、全セール期間の流通総額(GMV)に関しては対前年比91%に達したと発表しました。
ライブコマースプラットフォームについては下記でも解説していますので、ぜひご覧ください。
ライブコマースとして最も流通量が多い抖音(Douyin)についてもっと知りたい、運用してみたいという方はぜひ下記の記事もご覧ください。
ダブルイレブン流通量が増えた要因は?
様々なプラットフォームでの流通量が増えた要因として、支払い方式と物流面で改善されたことが大きいです。
支払い面ではこれまでタオバオ/天猫ではアリペイのみ、京東はWeChatペイのみ使用が可能だったのですが、双方でアリペイ、WeChatペイ共に使えるようになりました。
物流面ではタオバオ/天猫は京東物流にアクセスでき、天猫スーパーマーケット(天猫超市)は菜鸟と協力して、物流と配送の効率を向上させるために当日届、半日届、さらには時間単位の配送を開始しました。
2024年のダブルイレブンは輸入商品が好調!天猫(Tmall)国際ブランド売上ランキング
天猫国際の2024年天猫ダブル11グローバルカーニバルシーズン(10月21日~11月11日)のブランド/店舗取引ランキングが発表されました。
中国消費者の輸入品に対する需要は高まり続けており、今年の天猫ダブル11では輸入消費が大幅に伸び、天猫国際の2,300以上の輸入ブランドの取引量が倍増したようです。
ダイソンやソニーといった国際ブランド、SK-II、クラランス、ゲランなどの大手ビューティーブランドは天猫国際で1億元以上の売上を達成しています。
また日本でも知名度のある企業で好調なのは富士フイルム、MCM、アークテリクス、ルイ・ヴィトンなどのブランドです。多くのブランドが売上を倍増させ、中でも「プレイステーション」の売上は25倍と大幅に取引量が増えました。
その他、医薬品・健康関連部門で久光製薬が、加工食品部門で獺祭がランキングTOP10入りしました。
終わりに:中国インフルエンサーやKOLを活用したプロモーションをしませんか?
クロスボーダーネクストは中国SNS・中国マーケティングの専門家として、これまで数百社の中国向けプロモーションに携わって来ました。
さらに、中国現地に住むインフルエンサーや、在日中国人インフルエンサーのネットワークがありますので、日本に関する情報を投稿して終わりではなく、拡散までできるのが強みです。
インフルエンサーマーケティングのノウハウやサービス概要資料を無料でプレゼントしておりますので、ぜひ下記のリンクより資料をご請求ください。