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ママカメラ(パパカメラ)をこれから買う人に読んでほしい、最小撮影距離と画角の話

「どちらのレンズが良いかは、“どういう距離で撮りたいか”ですね」

ある2つのレンズのうちどちらを買おうか迷っていた時、販売員さんに言われた言葉です。
その時は理解できなかったけれど、いくつかレンズを使ってみて、子供を撮るカメラのレンズには最小撮影距離画角(写る範囲)が最も重要なのではないか、と思うようになりました。
(他の被写体でも同じかもしれないけど…)

子供を撮るカメラに、最小撮影距離・画角(写る範囲)が重要な理由

最小撮影距離が長すぎると、子供が近すぎてシャッターが押せないことがあるから。
抱っこしていたり、手をつないでいたりすると、近すぎて撮れないレンズがあります。

そして画角が合わないと、全身を入れたいのに入らないことがあるから。
狭い家の中や外食時のテーブル席では壁が邪魔で十分に離れられなかったり、そもそも小さな子供はすぐママ・パパに寄ってきて、撮影のために確保した距離がゼロになりがちです。かわいいけど。

子供と親の距離は、歳を重ねるごとに離れていくもの

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0歳。産まれてすぐは、ほぼゼロ距離。
抱っこしたり、添い寝したり、膝に座らせたり。
ちょっと離れるだけで泣かれるし、家にいる時間も長い。

1歳、2歳と大きくなるにつれて外出も外で遊ぶ時間も増えていく。
が、それでもなかなかママから離れてくれない。(※子供の性格にもよる)
遊んでいる間、隣にいないと怒られることも。

3歳。慣れた公園なら、私がベンチで座っていても1人で遊んでくれることが増えてきました。
でもまだ外を歩く時は手を繋ぐし、公園でも「いっしょにあそぶの!」とずっと横にいることもある。

うちの子は上がまだ3歳になったばかりだから、その先は想像するしかないけれど、きっと離れていくんだろうなあ、と思っています。
そのうち運動会や卒業式を遠くから見るだけになるのかも。

…想像するだけで泣けてくるから、うん、想像するのはやめよう。

ねんね期の赤ちゃんで月齢フォトやおむつアート写真を撮るなら50mmくらいまでが限界

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0ヶ月、1ヶ月、2ヶ月…などの節目で月齢フォトを撮ったり、おむつアート写真を撮ろうとすると、動き出すまでは寝かせて上から撮ることになります。
焦点距離が長いレンズでやろうとするとキツいです。

焦点距離が同じでも画角はレンズによって違うようなので、下記は参考までに。156cmの私が試した時のイメージです。

24mmの画角なら、ベットの横に立って、余裕で液晶を見ながら撮れる。(APS-Cのカメラなら焦点距離16mm)

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35mmの画角なら、顔くらいの高さから撮れるので、まあなんとか。(APS-Cのカメラなら焦点距離23mmくらい)

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50mmの画角だと、チルト液晶でもないとキツイ。
これ以上は台に乗るしかない。(APS-Cのカメラなら焦点距離33mm)

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抱っこ、自撮りは25~30mmくらいまで?

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これはGRⅢ(焦点距離は換算28mm)で撮ったもの。これだと自分で抱っこしながら撮れます。

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子供と自撮りもできました。ボケてるけど。(撮り直しはさせてくれなかった…)


以上、自分の頭の中の整理も兼ねて書いてみました。

ちなみに私は、50mmのレンズをつけたミラーレス一眼(最近SONYのα7に乗り換えました)+GRⅢの2台体制です。
ミラーレスはたくさん撮りたい時(休日のお出かけや、家の中)に使っています。
GRⅢはカバンに常に入れておいて、ちょっとした時(保育園の帰りに寄った公園とか)に、「あっ撮りたい!」と思ったら使います。GRⅢ、軽くてずっとカバンに入れておけるし、気軽にパシャパシャ撮れるから便利。


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