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子供の「えっと、、」は大事

ほとんどがそうだと思いますが、
私にとっては“うまく言葉で表現できない”って結構ストレスなんです。

英語やフランス語はもちろんのことですが、
日本語で伝えることの難しいこと!

仕事のメールはいつも打っては消し打っては消し、、
この言葉の言い方って正しいのか?とGoogleで調べたりしながらメール作成することなど、日常茶飯事です。笑


私の5歳と2歳の娘達は、最近よく姉妹喧嘩をします。

2歳の次女は、やはりまだまだボキャブラリー自体も言葉の理解力や知識も無いので、
彼女は日々小さい体いっぱい使って嫌なことを表現したり、嬉しいことも楽しいことも全てにおいて全力。
何かとギャーギャー叫んでいて、本当に鼓膜が破れそうなくらい毎日うるさいのですが、
それが彼女の今の最大限の自己表現なんですよね。

ですが5歳の長女ともなると、
「これは触ってほしく無いからヤメテ!」とか
「なんでそんなことするの?!」とか
ちゃんと言葉で伝えることができます。


この間なんて、トランプで私に負けて悔しかった彼女は、
「まけっていわないで」と一言だけ私に手紙を書いて、怒りながらわざわざ渡してきました。笑
笑ってしまいましたが、彼女の頭の中でそれに至るプロセスを考えると、成長や愛おしさも感じます。笑

この悔しさをなんとか伝えようと彼女なりに取った術だったのでしょう。笑

それでもまだ5歳。
うまく伝えられなかったりすると悔しくて泣いてしまいます。


そしてしばらく時間が経ってから私の元へ来て、彼女なりに自分を冷静に落ち着かそうとしながら
「えっとさーぁっ、私はこうしたかったのに、えっと、、できなかったんだけど、えっと、、」など、
自分の気持ちを頑張って伝えようとしてきます。

この子供ならではの「えっと、、、えっと、、、」ていうのは、
本当に伝えたいことがある時に特に出てくる気がします。


日々の幼稚園や友達との遊びで楽しかったこと、面白かったこと、悲しかったり悔しかったこと。
何か一生懸命になって話したいことがあると、頑張って目を開きながら頭を使って「えっと、、えっと、、」
必死に言葉を選び出しているんだと思います。

大人でもそうですよね。
久々に会った友達に話したかったことがたくさんある中で、興奮気味にぺちゃくちゃ喋っていると、
流石に「えっと、、、えっと、、、、」とまではならなくても、似たようなことにはなる時があります。
少し頭を使いながら、その時の状況や出来事を表現するのに適切な言葉を弾き出して喋っています。
どう話すのが相手に一番伝わる話し方なのか、無意識に一生懸命考えているのだと思います。


私は現在フランス語のマンツーマンレッスンを一年以上週一で受けていますが、
いつもレッスンの始まりは、フランス人の先生と最近のトピックスについてのおしゃべりから入ります。
「先週は何をしていたの?」「どこかへ最近おでかけしましたか?」といった質問に
フランス語で答えないといけないのですが、

それこそ私は一文一文喋るごとに「Um~,, えーー,,,Uh~,,,」となって時間がかかります。笑

(ちなみにフランス語を話す時に、「え〜と、、」と日本的な考える言い方も怒られます。笑
「Um〜」など、考える時もフランス語マインドをキープすることで、日本語脳と分けろと言われました。なるほど。笑)

ですが、ゆっくりでも少しずつ文が作れるようになり、ボキャブラリーも増えて、
自分の言いたいことが伝わった手応えを感じると、子供のように嬉しい気持ちになるのです。

言葉をたくさん覚えることは、自分の表現の幅を広げることの一つだと思います。

娘たちには、喧嘩の内容や勝敗の云々はさておき(笑)
何語であっても自分の気持ちや考えを言葉にすることの大切さを、しっかり伝え続けたいと思っています。


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