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[5/3] この世界のことを何も知らない ~ 地理編

自分は結構インプットの数をこなすことが苦手で、一部の特に気に入った作品を深く楽しむことはよくあるが、多くの作品に触れたり幅広い媒体を取り入れたりすることはあまりなかった。

しばらく前から何となくインプットの数や広さを改善していきたい気持ちがあったので、多くの漫画 (媒体として低負荷で数多くの作品に最も触れやすかった) を読むようにしたり、これまで苦手意識の強かった映像媒体に挑戦したりしている。

好みの問題で主にファンタジー要素の強い作品を多く読んでいるが、面白いことに骨太なファンタジーを読めば読むほど「おれって、この現実の世界のこと何も知らないな……」と痛感する。現実の日常とかけ離れた描写がなされる分、国の仕組み・社会の動き・人々の暮らし……そういったものにフォーカスが当たることが多く、翻って「そういえばこの現実世界にも国がたくさんあり、社会があり、人々が暮らしているのだった……」ということに気づき、この世界のことを何も知らないことを自覚する。

そこで、地理と歴史を学ぶ……もとい、この現実世界の設定資料集を読むことにした。設定資料集を読むのは好きなので、きっと楽しめるはず……!

Seterra で国と地図を結びつける

高校で使った世界史の教科書・資料集を手元に残していたので、これを読み始めたが、あまりにも国名や地名から実際の場所が思い浮かばない。おれはこの世界の地図を何も知らない……。

国名・地名から実際の地図上の場所をすぐに想起できるようになるだけで、教科書等の記述が頭に入る度合いが全然違うんじゃないか? と思ったので、まずは国名と地図の把握を優先したいという気持ちになった。

調べてみると Seterra というウェブサイトで、地図を使って国名との対応をとるクイズができるらしい。地域ごとに分かれているものから「人口の多い国トップ 50」といったものもあるので、少しずつ記憶に定着させていけるに違いない。

こうして Seterra チャレンジを開始。

Seterra 精進録

平均して 1 日 2 回のペースで、各地域と「人口の多い国トップ 50」を Seterra で回し始めた。オセアニアとカリブ海の島嶼国たちは最初はいいかと思っていたけど、どうせならと思って途中からサイクルに組み入れた。

Seterra ではプレーすると正答率が出て、間違えたところを改めて復習できる。そこで出た正答率を記録しつつ、復習は毎回きちんと行うことにしたところ、結果としては 10 日程度でほとんど記憶に定着させることができた。オセアニアとカリブ海はまだちょっと自信がないが、始めたのが遅いのでもう数日回せば安定するだろう。

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たった 10 日ぶんの学習ではあるものの既に結構な効果を感じており、あまり馴染みのない国名が文章中に出てきた時もすぐに地図上の場所がわかるようになり、頭に残りやすくなった。特に隣国の話までが出てくると、より位置関係の解像度が上がって遥かに良い。

Seterra 攻略情報

ただの感想ゾーン。アフリカが……楽しい!

人口の多い国トップ 50:全世界にわたっていて候補も 50 個と結構なボリュームだが、まだ馴染みのある国が多いので易しい。ここで主要な国の位置が分かっていると、のちのち地域別で見る時にも役立ったりするので良い。

ヨーロッパ:西や北はともかく、特に南東あたりは馴染みの薄い国が多くてまあまあ苦労した。クロアチアは国土の形が特徴的で覚えやすい。北マケドニアは思ったより南にある (南部マケドニアはギリシャが占めているので)。

北・中央アメリカ:なぜか中米がかなり苦手。コスタリカとパナマはなんとなく南のイメージがあり、実際正しい。その次に南にあるのがニカラグアだが、なぜかニカラグアの位置を何度も間違えてしまう。最もメキシコ側にあるのがグアテマラ、その東がベリーズ、小さいのがエルサルバドル、その次がニカラグアだ! → ホンジュラスを忘れていました……、というケースが多かったので、本当に間違えがちなのはホンジュラスかもしれない。

南アメリカ:最も易しいエリア。といってもこれを始める前はパラグアイとウルグアイの位置関係すら分かっていなかったと思うと、つい 10 日前までの自分ときたら。フランス領ギアナに隣接するのはスリナムで、その隣がガイアナ。

アフリカ:最初国名だけは聞いたことあるけど位置があまりにも分からない国だらけでびっくりしてしまった。しかし隣接関係がそこそこ密なこともあって覚えるのは結構楽しく、なぜか地理的な話とは全く別に普通にアフリカの国々に興味が出てきたし、地域ごとの旧宗主国とかも分かっていきたい。国土の形で覚えやすい国が多いのも大きい。

ガンビアはガンビア川沿いだけが領土なのですごく細長い形をしている。ガンビアを囲うのがセネガル。

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マラウイはマラウイ湖に沿った領土で、これまた細長い。

ギニアを冠する国はアフリカに 3 つあり、それぞれギニア、ギニアビサウ (区別のため首都名を後につけた)、赤道ギニア (他 2 つより赤道に近いので赤道とついたが、実際の赤道は南隣のガボンを通っている)。

ナミビアは北東に突出した領地があり、4 国境がほぼ 1 点で接する箇所がある (厳密にはジンバブエとは接しない?)。

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コンゴ民主共和国は中部アフリカの広大な国で、ギリギリ大西洋に面している。そのすぐ北隣で大西洋に面しているのは、南隣アンゴラの飛び地。

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アジア:広いし国も多いが、馴染みのある国も多くてまあまあやりやすい。もとの馴染み深さのせいか、広すぎるせいか、なぜかそこまで面白くなかった。最初の頃はクウェートとカタールをよく間違えていた気がする。

オセアニア:果たして自分が本当に地理を把握したのかと言われると怪しい。島々というよりは地図上の境界線の形で覚えてるような気がするし……得にキリバスとか。

カリブ海:オセアニアと同様に、地理を把握しているかというと……? なんか文字列を順に覚えただけなのではないか? 特徴的な位置にあってわかりやすいバルバドス、アンギラ、グレナダあたりは覚えたと言えそうだが。あと、ドミニカ国とドミニカ共和国があることを初めて知った。

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