美容ナースに興味のある方必見
病棟や訪問看護、企業看護師・・
看護師が活躍できる場所が徐々に増えてきました。
なかでも専門性に特化した特定分野の専門看護師など、美容では国家試験ではありませんが、ディプロマレベルでいくとアートメイクナースなど・・非常に多様化しきています。
▼この記事を読むことで、初めて美容医療に興味を持った人が
クリニック選びをするときに、仕事内容や今後を見据えた働き方ができる有
益な情報となるように特徴・向いている人などを分けて記載させていただきました。
少しでもお役に立てたらと思います。
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ナースMちゃん、が長く携わってきた美容ナースについてお話します。
大手美容クリニックで副主任・クリニック立ち上げ・小規模クリニックなども経験し、ようやく美容ナースについて大きな枠組みや美容業界について知ることができました。実際に内側をしている人だからこそ伝えられるものがたくさんあると思っています。
まず、
美容医療の中でも分野が分かれてるんです。
美容整形クリニック?美容クリニック?美容皮膚科?たくさん〇〇美容と
つくところがあります。
その中にも専門性が高いところが混ざっていたり・・
じゃあどう選ぶか?
①美容皮膚科
②美容整形外科
③美容クリニック(美容皮膚科・美容整形外科併設しているクリニック)
④保険診療の一部として美容分野のある〇〇クリニック
この4つにわけて後述させていただきます。
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①美容皮膚科
【主な診療】
美容レーザーや機械を使用したお肌管理をするところです。
美容皮膚科は、基本的に外科的手術をしません。
美容点滴や美容注射もしているところがほとんどです。
(ヒアルロン酸などの注射をするところもあります。)
【保険適応】
保険診療ではないです。
自由診療(自費診療)のみを対象
【特徴】
〇医師:専門性が高く美肌治療に関して的確です。
〇実務内容:美容レーザーが全般。美容皮膚科に特化しているので、肌診断機があったりもします。専門性が高いことから看護師も照射の仕方がうまいところが多いです。侵襲的な治療もあります。施術方法×選ぶ薬品によっても治療効果がバラバラなのでお客さんの求めるゴールをしっかり見極め近づけるように提案をしたりします。
〇お客さんのタイプ:定期的に通ってくれるお客さんが多いです。長期的なスケジュールで治療をする方法もあり大きな変化をもたらすのではなくじっくりとお客さんと向き合います。美肌に対してかなりストイックなお客さんが多いのでそのニーズ以上に知識をつける必要があります。
〇休日:美容医療分野においては比較的にとりやすいかと思います。
〇お給与:報奨金があるところがあり、頑張りが反映してもらえるところもあります。
【向いている人】
美容レーザーが好きな人
美肌に関しての興味はもちろんですが、ゆっくりとお客さんと関わっていくのが好きで、決まった予定をこなすのが好きな人向け
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②美容整形外科
【主な診療】
美容整形外科は、二重埋没・豊胸・リフトなどの手術を主にしています。
脂肪吸引・脂肪豊胸のみをしているところもあります。
【保険適応】
保険診療ではないです。
自由診療(自費診療)のみを対象
【特徴】
〇医師:専門性が高く専門治療に関して的確です。医師によっては、手術室になると神経質になる方もいます。
〇実務内容:侵襲的な手術が多いです。手術になると、準備・片付けも全て看護師がします。お客さんによっても術前・術後のフォローが必要になります。なので相当忙しい時があります。繁忙期は分単位で予約枠が埋まるので時間に追われることが多いことがああります。
〇お客さんのタイプ:医師のネームバリューで来られるお客さんが多いです。逆に、術後のトラブルなども中にはありお客さんへの伝え方の1つでトラブルになったりしやすかったりもします。
〇休日:国民の休日と言われる一般的な休日はほぼ休みがとれません。
※ダウンタイムを休日に迎えたい方が多く、国民の休日の連休前の数日前からが激的に忙しくなります。
〇お給与:報奨金があるところがほとんどです。頑張りが反映してもらえるところもあります。長期連休の時は繁忙期になるのでモチベーションが上がります。
【向いている人】
変化が見てとれる手術につくのが好きな人で自分もしたい願望がある人向け。忙しいのが好きな方向け。できたら、術中の看護などを理解できている人のほうがいいかと思います。
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③美容クリニック※美容皮膚科・美容整形外科併設しているクリニック
※名前こそ「美容クリニック」と表記をしていますが、
①美容皮膚科?②美容整形外科?と一見名前だけでは、
どちらに特化しているか分からないところがあります。
反対にどちらもしてる場合もあります。
「美容クリニック」は基本的にどちらもしているところが多いです。
HPの治療内容を見るとここは何に特化したものかがわかります。
【特徴】
分野が2つあることもあり、医師が2人以上いることが多いです。
規模にもよりますがナースも、外科ナース・皮膚科ナースと別れていることが多いです。ただ、どちらの分野も勉強することが求められます。
【向いている人】
色んな事が勉強できるので、美容ナースのエキスパートになりたい人向け
大手のところだと技術テスト・座学テストがあったりします。
新い技術や、手術がメニューとして加わるとまた新しく勉強をし続け知識のアップデートを求められます。
規模の大きいクリニックの経験があると割りと次の面接の時に優遇されたりします。
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④保険診療の一部として美容分野のある〇〇クリニック
【主な診療】
保険診療をメインとしています。
産婦人科の中に入っている美容分野がある・・
皮膚科の中に入っている美容分野がある・・
整形外科の中に入っている美容分野がある・・
形態はさまざまですが、最近は街の小さなクリニックだけど、美容レーザー・脱毛の機械を置き始めたというところも少なくありません。
【保険適応】
保険診療がメインではありますが
自由診療(自費診療)も一部しています。
【特徴】
〇医師:一般保険診療がメインの医師なので、美容レーザーの事はほとんど分からない人が多いです。看護師任せっきりだったりのところが多いです。
〇実務内容:置いている美容レーザーによりますが、一般診療も入らないといけないところも多いです。お局ナースさんが美容を担当していることが多いです。
〇お客さんのタイプ:比較的に相場を安くして集客をしているところもあり、ドタキャンが多かったりします。長期で常連のお客さんが多く年齢層が高いこともあります。
〇休日:一般診療に準じてるので繫忙期で休憩が取れないなどはほとんどないかと思います。
〇お給与:一般診療に準じてるので低め。
【向いている人】
長期的に休日がしっかり決まっていて、先の予定を決めたい人向け
診療にメインにつきたいけど、美容に少し興味がある人向け。
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以上。どうでしたか?
気になることあればコメントお待ちしております。