アバウト・タイム
これは最高の映画です。
一番好きな映画と言っても過言ではないくらい。
私はこの映画みたいな人生を送りたい、送りたかった。
あんまりパッとしない男(ティム)の半生記なんですけど、その家系の男はみんな21歳になるとタイムトラベルできるんですね。
スペシャルパワーを使って、ガールフレンドを作ろうとするのが前半の話。
面白いのが、タイムトラベルを使ってもうまくいかない相手にはうまくいかないんです。
まるで運命の相手が決まってるみたいで。
ちょっと現実離れしたような設定なのに、ティムに現実味がありまくるので世界観にきちんとハマれます。
初めて観たときまだ学生で、周りに結婚してる人もいないし、結婚したいと思うほど大切な人もいなかったんですよね。
でも大人になって、結婚して子供がいる友達も増えたし、自分自身大切だと思える人もできてから観ると、以前にましていいなあと思うシーンが増えたというか、共感できる部分が増えました。
ティムがプロポーズしようと思ったきっかけなんかとくによくわかってしまう。
昔はただなんとなく、こういう結婚式できるのいいなあ、くらいにしか思ってなかったのに、もうそれだけじゃなくて生活の1つ1つやちょっとした嫌なことまですべて”わかってしまう”感じ。
大人になったんだなあ、って思いました。
いま学生の人は大人になってからもう一度観て欲しいし、もう大人の人は絶対観てほしい。
結婚したり、子供が産まれたり、親との別れだったり、人生において大切なものが増えるたびに観て欲しい映画です。
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