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一貫して物流キャリアを歩んできた自分が、JDSCへの参画を決断した理由

はじめに

2024年4月より、JDSC DXソリューション事業部に入社しました佐藤傑です。
入社して早6ヶ月目となり、良い機会なのでこのnoteを書くことにしました。物流領域の魅力やJDSCに入社したきっかけ、社内の雰囲気などをお話しします。


これまでのキャリア

新卒で住友倉庫に入社し、その後物流系スタートアップのGROUND株式会社に入社しました。

住友倉庫には、約10年間在籍し、港湾倉庫の現場担当から、通関・配送部署(倉庫に指示を出す部署) ⇒ 国際輸送部署(通関・配送部署に指示を出す部署)と、「倉庫運営」に関する現場から管理部署まで幅広く経験してきました。その経験の中で、モノを運ぶにはお金とモノと書類がどのように動き、どこでどんな作業が必要なのかを身をもって知ることができ、今の自分に繋がっています。

特に、そこで経験したオペレーション改善関連の取り組みが大変興味深く、物流関連の改善に力点を置いたキャリアを志向するようになりました。その後、物流ソリューションスタートアップであるGROUND株式会社に転職、2年半ほど在籍し、倉庫関連のコンサルティング、倉庫関連ハードウエア・ソフトウエア(AIを含む)の導入デリバリーを経験しました。

振り返ると、自分にとって物流業界の魅力は以下の2点です。

1  物流業界を健全に

最近はそんなことはないかもしれませんが、10年くらい前は、物流=指示通りに保管するだけ・運ぶだけのできて当たり前の簡単な仕事と思われがちでした。しかしながら、その当たり前を実現するために関係各所に対応を懇願したり、対応可能な業者を何時間もかけて探したり、自身で夜な夜なパレット貨物のラップ巻きをしたりと、簡単だと思われている世の中の認識と現実にはギャップがありました。そんな健全ではない状態の中で、実際に上述の通り改善に関わって効果創出を経験できたことが、当たり前のことはもっと低負荷で実現されて然るべきという信念を持つきっかけになりました。そして、物流業界がもっと健全な業界になっていくことへの貢献に魅力を感じるようになりました。

2 研究の対象にぴったり

もともと研究者気質なところがあり、机上と実践で仮説と検証を繰り返すようなアプローチを好んでいます。そのため、実際に現場という物理を相手にする物流業界は自分のスタイルにマッチしています。
そもそも物流の各種課題についてはまだ一般解はなく、物流の改善が進んでいないことについては長期にわたって政府も問題視しています。そういった観点では、そもそも難しい問題に首を突っ込んでしまった感じもありますが、有意義な研究テーマとして前向きに捉えています。

特に印象に残っている仕事は?

GROUND時代に経験した、プロジェクト型の仕事ですね。構想策定から現場の設備の信号のやり取りの調整まで、まさに上流から下流まで多種にわたるスコープのプロジェクトに主にリーダーとして携わりました。

プロジェクトでは、ゼロベースで効率化のための計画を策定し、検討したソリューションを導入した場合のPoCなどを実施してきました。住友倉庫での経験から、物流関連のオペレーションの知見には自信を持っていました。ただ、実際はプロジェクト型のワーク、AMRなどのハードウエアの導入、ソフトウエアの導入と、これまでの知見だけでは太刀打ちできないところが多く、困難な状況もありました。そのため、必要となる領域の学習の連続でしたが、そのプロセスそのものを楽しみ、また手を動かすことを重要視していることもあって、手の動く範囲が広がっていくのを気づけば楽しんでいました。

佐藤 傑

JDSCに入社を決めた理由

前職でプロジェクトをこなしていく中で、物流の定石や自社プロダクトベースでしかアプローチできない状況に行き詰まりを感じるようになりました。自分の頭も凝り固まってきているような気がしまして、まだ物流業界が新しいことをしようという機運になっているうちに、もう少し自由なアプローチで物流の問題解決にチャレンジしたいと考えるようになって転職活動を開始しました。
JDSCは物流コンサルの求人を探す中で偶然見つけました。公式サイトの情報や採用ページの会社紹介をざっと読み、「コンソーシアム」という言葉が私には刺さり、選考を受けようと思いました。これも物流に携わる人にはピンとくると思いますが、物流の問題は自分の会社だけじゃどうしようもない、という考えになりがちで、そこにメスを入れられる可能性に期待を感じました。
面接では「仕事の打ち合わせなのかな」というくらい倉庫内のデータについて細かな話をしました。特に、私がこれまでやっていたようなゴリゴリ手を動かすスタイルという点がマッチしており、入社後も活かせそうだなと感じました。

面接を通じて、最終的には以下3点に魅力を感じ、入社を決めました。

  1. 倉庫・荷役領域だけ、輸送領域だけといったようには区切らず、荷役やトラックの動き、倉庫内で働いている人のデータなどを統合し、物流全体の最適化を図ろうとしている。究極的にはコンソーシアムという形で解決を図ろうとしている点が、当時の自分の課題感・今後やりたいこととマッチしている。

  2. これまでずっと物流領域に携わってきた自身からみて、製造業やヘルスケア、エネルギー業界などの物流以外のドメインもカバーしており、各ドメインがそれぞれの常識に凝り固まらずアンラーンしやすい環境にあることに、1つのブレイクスルーの可能性を感じた。

  3. 後述しますが、パフォーマンスを発揮できそうな『社風』も魅力に感じました。

JDSCに入社してみて

・社風
入社前に当社のnote記事を読んでいましたが、本当に記事の通りだなというのが印象です。特に心理的安全性への配慮が徹底されていると感心しました(偉そう)。
また、皆さん勉強好きというのも事前のインプット通りです。各種勉強会が開催され、ナレッジ資料もあちらこちらにあり、誰かが何かを言うと早口オタク的な長文コメントが行き交う状態で、心理的安全性の本によく書いてある「学習する組織」ってこういうことなのかと思いました。入社当時はnote記事通り過ぎて逆に戸惑いました笑

・規模
大企業キャリアが長かったですが、スタートアップだった前職での経験もあり、会社の規模について違和感は特にありませんでした。もともとスタートアップのようなスピード感のある企業の方が私には合っていると感じていたので、100人という規模で理想を追い続ける疾走感は肌に合っています。

・ライフワークバランス
プロジェクトの状況によって繁忙期はあるのですが、上記の通り、心理的安全性は配慮されていますのでツライときには弱音をついても良さそう、という安心感をもって業務ができます。そのため、ワークライフバランスを整えるための精神的ハードルが高いと感じることはないです。

・業務
取り組みの抽象度が高く、業務内容はこれまでよりもずっと高難易度になりました。それを望んで参画したところもありますので、楽しみながら取り組んでおります。オープンにできない情報が多いので詳細は割愛しますが、自分の関わっているプロジェクトがプレスリリースなどで公開できるくらい推進していきたい気持ちです。

終わりに

JDSCの強みであるAIは夢を与えてくれる一方、現場で夢を現実に変えるプロセスの難易度が非常に高い代物です。その中で異なるドメインのメンバーとコミュニケーションを図り、アンラーンしながら広い視野で取り組みができるという環境はありがたく、その環境下で、引き続き物流とAIの理想像を模索していきたいと考えています。


◇求人情報
JDSCでは社内メンバーとざっくばらんにお話しできるカジュアル面談も随時行っております。
ぜひお気軽にご応募ください!



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