勉強会「AWS と GCP のProfessional Architect を取って分かったこと」を開催しました!
こちらは先日開催された勉強会です。AWS と GCP のProfessional Architect を取得した秋本さんが、その試験の比較や所感、勉強方法などを話してくれました。エンジニアやデータサイエンティストでなくても話が分かる内容だったこともあり、ビジネス側の人や、コーポレート所属の人も参加して、総勢23名の大変盛況な勉強会でした。本日はその勉強会の内容を少しご紹介しようと思います。
まず、本日話すとこととして、下記の前提から始まりました。
AWSとGCPの歴史を紐解き、その立ち位置を明確にします。
AWS と GCP の Professional Architect の試験内容から、それぞれのクラウドが何を大切としているのかを明らかにします。
AWS の試験問題を通じて、AWS の視点を伝えます。
AWS・GSPの歴史
<AWSの歴史>
2000年代初めに「小売業者がサイトを作れるように」始めたサービ
2004年にサービス提供開始。最初のサービスはSQSでした。
2006年に S3, EC2 が発表
2010年に Amazon のサイトが全面移行
以来現在まで30%近い売上成長率で業界のトップを走り続けている。営業利益率も30%以上とかなり高い。
2022/11/28-12/2 に re:Invent があります!
<GCPの歴史>
Google が「YouTube等のプロダクトで使っている基盤を切り出した」サービス
例)社内のデータ分析ツール Dremel を BigQuery として提供
2008年にサービス提供開始。最初のサービスはGAEでした。
2010年に GCS, BigQuery が発表
以来40%近い売上成長率を誇り一気に業界三位の位置に躍り出たが、未だに投資回収とは至っていない
下記は、三大クラウドがこの5年間でどのようになっているかを示したものです。
※主な顧客のところは、変わる可能性もありますので、それぞれスライドの代わりにこちらをご紹介しておきます。↓
秋本:日本にいるとクラウドというとAWSとGCPという風に見えていたのが(特に自分は、データサイエンティストなのでその目線からなのでそう見えていましたが)、実は2位にMicrosoftが入っており、意外だったです。2位である理由を調べてみたところ、高いセキュリティを誇っており、昨今のDXの需要と結びついて伸びてきているそうです。また、Othersが下がってきているところから、市場の寡占化が進んでいることがみてとれます。
試験比較
まずは概要レベルで、どのような試験が多いかという試験分野、試験ガイドに掲載されているものを比較してくれました。
秋本:AWSは1つめに複雑な組織に対応するソリューションという文言や、4つめにワークロードの移行などが入っている通り、「組織はそもそも複雑である、その複雑なオンプレミスからクラウドへの移行をどう進めていくか」といったものがここで明言されており、ユーザー目線でどのようなソリューションを提供していくか、というところが試験分野に表れています。GCPの中にも詳細を紐解いていくと移行についての部分が入っていますが、あくまで設計はどうしたらよいのか、サービスをどう使ったらよいのか、といったものになっていました。
秋本:AWSは解いてみて、「企業がよく直面する課題に、べスプラでどう答えるか」といった問題が多かったように感じました。
秋本:GCPは、歴史から来ているのかもしれないですが、「目的に沿って、どのサービスを使うのが良いか」といった問題が多い印象です。サービス単位で、「〇〇をしたいけれど、これに適したサービスは何ですか?」というようなもので、目的に対して選択肢を与えるような問題が多いと感じました。
まとめてみると、秋本さんから見て、下記のような違いがあるそうです。↓
ここは皆さん、なるほど、という感じでした。
例題から見るAWS
勉強会では、ここにあるサンプル問題を見ながら、実際に、その場で参加者が回答したり、解答解説をしたりしました。
例えばこんな感じで盛り上がりました。
↓もちろん、秋本さんからの解説もあります。
総括
というわけで、非常に好評だった勉強会でした。3時間の集中力を要するAWSの試験にげんなりしつつも、これらの違いを見て、試験を受けてみようかな、という気持ちが高まった勉強会となりました。
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今日は勉強会風景のご紹介でしたが、こんな雰囲気のJDSCにもし興味を持ってくださったなら、軽くお話するカジュアル面談からなど、気軽にご連絡くださいね。
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