配色はセンスより知識1
色彩講座への問い合わせに
「センスが無いんですが、出来ますか?」
「色には興味があるんですが、センスが無いんです」
という方が多くいらっしゃいます。
答えは、配色にセンスは要りません
配色にセンスは要らない
っていうのは言い過ぎですが、センスがないと配色が出来ないわけではないということです。
配色の技術を習得するにはいくつかの段階があります。
1 配色について情報収集をする
2 配色の法則を学ぶ
3 評価の高い絵画やデザインの色の構成を分析する
4 言葉、テーマに沿った色の選択法を学ぶ(色彩心理学)
5 配色実践
1配色について情報収集をする
まず、色、配色、カラーデザインといった分野の情報を収集しましょう。本でもネットでもOKです。たくさん配色を見て、まずは真似てみる。どんな色やどんなトーンを使っているのかを知ることが大事です。
アプリを使って、色分析すると色の選択の参考になります。どんな色が使われているのか、即座に分析し、以下のようにメインとなる5色で表示してくれます。
まずは、自分の好きなものや興味あるもの、素敵だなと感じるものを分析対象にしてみましょう。そういうものがない場合は、古くから多く人に支持されている名画等をピックアップして分析してみましょう。
たくさん、たくさんイイものを探して、その中に色を見つけていきましょう。使われている色、そのバランスを記憶して行きましょう。
なんとなくや、どこかで見たことあるようなものなどの曖昧な記憶で配色をしても伝えたい事は相手に伝わりません。
伝えたい事
伝えたい事って?・・伝えたい事と言っても、魂の声、熱い想いというものに限って言っているわけではなく、例えば、お菓子のパッケージの中身、味や素材を伝えたり、価値や品質、年代や性別、取扱注意、季節感など・・。これらの伝え方、当たり前で特別感はないものですが、ついつい独りよがりな感性で配色してしまいがちです。また、配色を行う立場の人が、自他ともにセンスが良いと思っている場合、伝えないといけないことより感性や流行に左右されやすくなります。一概にそれが悪いとは言い切れませんが、センスだけに頼らず、知識を得る、情報を得ることも配色という技術を長くプロとして、ビジネスとしてやっていくには必要だということを認識して欲しいと思います。
情報収集をし、分析が出来たら、次は配色の法則を学びましょう。
続きは次回。
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