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11年前のクライアント役の日から

今日からgcdfの新しいクラスが始まりました。朝、新橋のオフィスに出る途中でフェイスブックをみていたら、相変わらずおせっかいな彼が、過去のブログを紹介してくれます。2011年8月11日のブログです。どうやらこの日もキャリアカウンセリング協会の仕事をしていたようです。まだ、トレーナーはやっていない頃で、クライアント役としてクラスに来たようです。第8回目でクライアント役ということは、旧プログラムですね。そして、カウンセリング講師は橋本先生です。凄い。さて、引用してみます。ニヤリとしますね。
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キャリアカウンセラーの資格gcdf、現在講座受講中の皆様の第8回にお邪魔して、クライアント役をつとめました。年に3回くらいやっていますが、キャリアカウンセラーを目指す皆さんのクラスにお邪魔してロープレ役をするわけです。リアルな相談者としてカウンセラーに相談させていただき、面談の中で感じたことを言葉に忠実にフィードバックしていきます。ただし、当然ですが相談内容はフィクションです。毎回3~4つくらいの相談ネタが必要です。
面談が終わったら、まず振り返りシートをつけます。ローブレ全体についていくつかの設問に対して点数をつけるのですが、その結果をカウンセラー役⇒オブザーバー役⇒クライアント役(自分)の順番にフィードバックしあいます。その上で、チーム全体で振り返りミーティングを行います。
キャリアの世界に正解はありません。カウンセリングにも正解というものはないでしょう。私たちは、そんな正解がないということに慣れきっています。
でも、ロープレを終わった後に作成する振り返りシートをつける際に、橋本先生から「この採点には正解があります」のいった一言が。
「えっ?」なのですが、話をきいてなるほどなるほどです。
「ロープレの中でクライアントは話したいことを話せていたでしょうか」。「ロープレの中でクライアントはカウンセラーに自分のいいたいことを受け止めてもらっているという気持ちでいたでしょうか」。「ロープレの時間が終わったときにクライアントはもっと面談を続けたいと思っていたでしょうか」。「ロープレの中でクライアントの話は具体的になっていったでしょうか」。
こういった振り返りシートの設問に対して、クライアント役がどう回答したか。いうまでもなく、クライアント役がつける採点には正解はありません。しかし、カウンセラー役とオブザーバーがつける採点には正解があるというのです。私たちはクライアントをしっかりと観察し、クライアントをしっかりと理解する必要があります。クライアント役がつけた採点はクライアント役がその面談でどう感じたかの結果です。ですから、カウンセラー役とオブザーバー役にとっては、クライアント役がつけた採点が「正解」そのものなのだというのです。カウンセラー役とオブザーバーは、クライアント役がどう感じたのかを正しく理解しなくてはいけません。いわれてみると当たり前ですが、なるほどですね。いやあ、まいった。

《本日の橋本先生語録から2つ》
➀ メンバー同士でロープレをやっているときに、話の内容を聞かなくても前からみていると、ペアのどっちがカウンセラー役なのかがひと目でわかります。面談を苦しそうにやっている方が、間違いなくカウンセラー役だよ。
➁ 「おしゃもじコンプレックス」に陥る人が多い。何でも「すくい」たがる。

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※写真は高岡の名酒場「たかまさ」。15時からやってるのがありがたいです。ほんとにいい酒場でした。

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