不自由から生まれるもの
皆さん、こんにちは!
JCEL株式会社 代表の三坂です。
前回、私の書いたこちらの記事でも取り扱っていますが、やはり日本社会は未だ新型コロナウイルスへの対処に苦難を強いられています。
「水と暮らし」をテーマにしているJCELにとって、コロナウイルスという"水"(=自然環境)と人間の"暮らし"の関連性はとても重要です。
今回は自然環境に生きる人間の「不自由」について触れたいと思います。
前回の記事も併せて御覧ください!
コロナ禍において一変した生活
現在も世界中の多くの人々がコロナ禍での不自由な生活を強いられています。
言うまでもなく不自由な状況から一刻も早く脱却したい訳ですが、今この瞬間に新型コロナウイルスを消滅させる術は無く、我々人間ができることは目の前の生活が少しでも快適になるように模索することしかありません。
一方で、どの時代もまったく「自由」な状況というのは有り得なく、
常に何らかの「不自由」な環境の中で生活しているのが現実です。
例えばビジネスにおいても同様のことが言えます。
私は水族館のプロデュース、プランニングをさせていただく際に
「どうぞ自由にプランニングしてください」と言われることは皆無です。
自由と不自由の境界線
必ず、何かしらの制約条件が示され、その中には多数の課題が内在します。
(ときには無理難題も…笑)
その課題を解決すること自体がプランニング作業の大半を占めています。
そもそも私自身「夢見る発明家」気質ではないので、「自由にどうぞ」となると過去の成功体験の寄せ集めとなってしまい、新しい商品が生まれてこない気がします。
我々の専門である水族館事業で言えば、具体的な制約条件の種類は
どんなプロジェクトでも
広さ
形
予算
デザインの嗜好
事業への思い
など、共通する数種類に大別出来る訳ですが、
プロジェクト毎にそれぞれの比重が異なりますので課題自体は無限大となり、プロジェクト毎に一つとして同じ解決策は生まれてこないのです。
不自由さの中から生まれてくる新たな仕組みが、コロナ禍のような一過性のものではなく、コロナ後の世の中でも快適に過ごせる仕組みとして機能することをイメージして生活していきたいですね。
JCEL株式会社 代表取締役 三坂伸也