JC若鶏

Juicyな若鶏の唐揚げ、略してJC若鶏です。 以前は「ブロイラー養鶏舎」というテキス…

JC若鶏

Juicyな若鶏の唐揚げ、略してJC若鶏です。 以前は「ブロイラー養鶏舎」というテキストをやってました。 気楽に読めて笑えるコンテンツを目指して文章を書いております。 気に入って頂けましたら幸いです。 ご贔屓の程よろしくお願い致します。

最近の記事

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ローレルとローリエ

ローレル:月桂樹。 ローリエ:月桂樹の葉を乾燥させた香辛料。カレーなど西洋風の煮込みに使う。 私は、今まで料理に使う葉っぱも月桂樹も両方区別なくローレルと呼ぶものだと思っていたし、実際にローレルと呼んでいた。しかし、調べてみたところ、上記のように、料理に使う葉っぱは、ローリエだった。ローレルではなかったのだ。 しかし、ローリエという名前、これは危険な名前ではないのか? 例えば、こんな危険だ。 夕飯の準備で手が離せないお母さん。今日のメニューはみんなが喜ぶカレーだ。 いつもは

    • 暮らしを見つめる

      以前、電車内で「室内の花粉の80%以上は衣類が持ち込んでいる(ライオン調べ)」という広告を見かけた。「ライオン調べ」。何だか凄いことになっている。ライオンという会社が調べたのかもしれないが、動物のライオンが調べたという可能性も捨てきれない。百獣の王とも呼ばれるが、世の中の細かいことが気になって仕方が無いライオン。室内に入り込む花粉がどこから来たのか気になって仕方が無いライオン。ライオンの疑問は尽きない。 ・何故パンを焼くと膨らむのか ・カニクリームコロッケは何故うまいのか

      • マイプレジャー

        ニュースなどで事故を起こしたと伝えられる船といえば、プレジャーボートだ。今までの自分の人生を振り返ると、プレジャーボートに乗ったことがないような気がする。見たことすらないと思う。いやそれ以前に、よく考えたらプレジャーボートが何だか分からない。プレジャーボートとはどんなボートだろう。 世界中に溢れる水。大洪水に襲われる人々。その中で助かったのは、夢で聞いたお告げに従ったノアの一家だけ。家族みんなで作った手作りプレジャーボートで大波小波を華麗にかわす。プレジャーボートを作ってお

        • ゲルマン

          歴史の教科書に出てくる「ゲルマン民族の大移動」。中学の歴史の教科書に唐突に出てきた気がする。何だか分からないが、ゲルマン民族が移動。理由は書かれていなかった気がする。 しかし、単にその教科書に書かれていなかっただけで、実際には移動の理由があると思う。巨大な列を成して移動するゲルマン民族。考えただけでドキドキする。どんな理由でゲルマン民族は動き出したのだろう。 「あのさあ、思いついたんだけどよ」 「何だ、言ってみろ」 「歩くときに、いつもより強く地面を蹴ってみてくれ」 「ああ

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        ローレルとローリエ

          ガガーリン

          宇宙飛行士はロケットに乗るときにオムツをはく。長時間トイレに行けないかったり、打ち上げ時にかかる重力で漏れてしまうのが理由らしい。 宇宙に行ったことのない一般の人は、宇宙へ行くのにオムツが必要だと思わないのが普通だと思う。恐らく、人類で初めて宇宙に行ったガガーリンも、宇宙へ行くまでオムツが必要だとは分からなかったと思う。 宇宙空間を漂いながら、こんなはずじゃなかったと頭をうなだれる汚れたパンツのガガーリン。宇宙服の機密性もその悲しさを加速させる。そして、地球に生還したときには

          ガガーリン

          釣りエサ三平

          家の近くを車で走っていたら、ゴカイやイソメ、イトミミズなどが売られている店があった。ゴカイやイソメは固いミミズのような生き物だ。イトミミズを含め、これらは主に釣りのエサとして使われる。しかし、その店の近くに大きな川もなければ、海もない。ペットショップというわけでもなさそうなので、ペットのエサとしての用途で売っているわけでもなさそうだ。 川や海とは関係なく、ゴカイやイソメ、イトミミズなど専門に扱っている風な店。ガラスの戸には「生ゴカイあります」、「生イソメ○○円」などの張り紙も

          釣りエサ三平

          むくむくムック

          フジテレビの子供番組ポンキッキに出てくるガチャピン。「ガチャピン」という名前は、「ガチャガチャピンピン元気な恐竜の子供」で「ガチャピン」ということだ。ガチャガチャピンピンでガチャピン。意味は全く分からない。しかし、ガチャガチャピンピンだったからガチャピンで良かったが、少しの違いで大変な名前になっていた筈だ。 ・「ヌルヌルレロレロ」で「ヌルレロ」 ・「エロエロスケスケ」で「エロスケ」 ・「ツルツルシコシコ」で「ツルシコ」 ・「ネリネリサバサバ」で「ネリサバ」 ・「ムチムチモリ

          むくむくムック

          流水メン

          トイレの音消しマシーンには驚く程大きな音が出る物がある。念の為、音消しマシーンとは、流水の擬音で排泄の音を誤魔化すあのマシーンのことだ。女子トイレの音が少し離れた男子トイレにも聞こえてくる程。誰かが女子トイレで奮闘中である事をアピールしているのだろうか。会社内が結構酷いのだが、静かな会議室フロアなどでは、ワンフロア上や下の音まで聞こえてくる事もある。何の目的なのか知らないが、嫌がらせじゃないかと思う。それとも音を消す以外に目的があるのか。 職場を視察に回る会社の社長。そんな

          ジャンボ・リー

          ボーイスカウトというのは、何をする団体なのだろう。個人的には、キャンプ場でジャンボリー的なことをやっている団体なのだと思っている。森に囲まれジャンボリー。ところでジャンボリーって何だ。 「みんな、今日はこれから飯盒炊爨だ」 今日は飯盒炊爨。ボーイスカウトの少年達は嬉しそうだ。 「みんな、ジャンボリーも忘れるなよ」 ボーイスカウトの食事に不可欠なジャンボリー。甘辛く煮るのがボーイスカウトスタイル。ご飯にのせてジャンボリー丼にして食べる子供。一方、ご飯にのせず、ジャンボリー、米

          ジャンボ・リー

          人類は麺類

          暫く前のことだが、バスに乗っていたら「純手打ち麺」と書かれた看板を見かけた。手打ち麺は分かるが、純手打ち麺というのは何だろう。不純な手打ち麺とかそういうあれな麺があったりするのだろうか。 夢見がちな店主が打った「夢手打ち麺」。 若い頃の過ちを悔やんで打った「後悔手打ち麺」。 店主がクネクネと恥じらいながら打った「恥らい手打ち麺」。 フランス料理への憧れを抱きつつ打った「仏手打ち麺」。 ポチのことを思って打った「犬手打ち麺」。 妻の悦子への愛を麺に込めて打った「悦子手打ち麺」

          人類は麺類

          成増

          ファミリーレストランや居酒屋で、店員が注文した物を持って来るときに「こちらがミラノ風ピザになります」と言うことがある。以前から気になっているのだが、「なります」というのは何なんだろう。「なります」と言われると、ある状態から、別の状態に変化するように感じてしまう。厨房から店員が持って来ている間はナポリタンか何かで、客に出す瞬間にミラノ風ピザに変化するのだろうか。ならば「(今はナポリタンですが)ミラノ風ピザになります」という言葉にも納得できる。 「こちらがご注文のシーザーサラダ

          カッとワカメ

          新聞やニュースサイトなどの事件の記事を読むと、犯行の動機に「カッとなって」と書かれていることがある。これまでの自分自身を振り返ると、これまでカッとなったことがないような気がする。体験したことのない「カッとなる」。一体どうなってしまうんだろう。 横断歩道を渡れずに戸惑っているおばあちゃん。見ていたらカッとなったので、おばあちゃんの手を引いて渡った。 ペットのハムスターが死んだ。目頭がカッとなる。 いつもは小食の4歳の息子。でも今日は幼稚園に持っていった弁当を残さず食べて帰

          カッとワカメ

          準備中

          閉まっている店には「準備中」と書かれた札が掛かっていることがある。本当に準備をしているのだろうかと思う。何か別なことをしているんじゃないのか。準備していないのなら、準備してないで良いと思うので、素直に別な札を出しておいてもいいと思う。 不味いと評判だったカレー屋が、最近急に美味しくなった。そんな店に掛かっているのは「インドの秘術中」の札。扉の隙間から聞こえる怪しげな音楽と笑い声。中で行われているインドの神秘。 米屋の店先に掛かった「パン中」の札。米屋だけど、パンも好き。い

          マゼラン海峡冬景色

          塩素系の洗剤や酸性の洗剤には「混ぜるな危険」と書かれている。世の中、混ぜてはいけないものはそれだけではない。 いつもの教室も今日は少し雰囲気が違う。転校生が来るのだ。 「今日は転校生を紹介する。よし、自己紹介してくれ」 「はい。初めまして、丸和太郎です。よろしくお願いします」 「みんな、丸和は、混ぜるな危険だから迂闊に仲良くしないようにな」 リアクションに困る生徒達。どう付き合えば良いのだろう。 今日は時間がない。朝飯のご飯に味噌汁をかけてかき混ぜる。 「何してるの。今日

          マゼラン海峡冬景色

          ファーブル婚中記

          昆虫記で有名なファーブルはフランス人だ。ということは、恐らくファーブルは本場フランスのファッションから目を背け、昆虫に目を向けて生きた人だ。ファッション談義に花を咲かせているクラスメイトに交じる事なく、校庭の花壇でコオロギを突いていたのだろう。お洒落な服で着飾った青春やトレンディーな恋愛などと決別し、蟻の巣に水を流し込んだり、蝶の蛹をセロファンテープでグルグル巻きにして思春期を過ごした人なのだと思う。 ・夜空の星を結び昆虫座を作って頬を赤らめた夜 ・昆虫と将来の夢を熱く語り

          ファーブル婚中記

          ナウマン

          唐突だが、最近ナウマン象が気になる。自分の中でちょっとしたナウマン象ブームが来ているといってよい。氷河期くらいに日本にいた象、ナウマン象。ハインリッヒ・エドモント・ナウマンさんが化石の研究をしたことに因んで名付けられたナウマン象。現代にいなくて少し残念だ。ちょっとした気付かない日常の中に生き残りがいて欲しい。 福島県のある小さな都市の客の入らないラーメン屋。そんなラーメン屋でラーメンを注文。 「すみません、タンメン一つお願いします」 「あいよ」 と厨房から覗かせたオヤジの顔