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「食」を変えたら、長年の持病が次から次へと治っちゃった話(2)

合同会社JC1の中井川功です。前回の続きです。5年前に大手広告代理店を退職した時、送別会を毎日のようにやっていただいたこともあり、人生で「最重量」と言えるくらい、体重増加をしてしまいました。これはまずい!と思い、その当時流行っていた「糖質制限ダイエット」にトライしました。

すると、割とすぐに体重は落ち始め、運動をさほどしなくても体重が落ちるので、「これはなかなかいいな」と思って、さらに良い方法を探そうとネットで検索していた時、偶然出会ったのが「ケトジェニックダイエット」でした。あとで考えると、これが私の人生の大きな分岐点でした。
 
(社)国際予防医学協会が提供していた「ケトジェニックダイエット講座」を学ぶうち、講師の白澤卓二医学博士から「グルテン」という言葉、そういう物質の存在を学びました。グルテンは主に小麦に含まれるタンパク質のひとつで、腸粘膜に穴を開けてしまう「リーキーガット症候群」を引き起こす原因になるということも知りました。

先生からは、「ジョコビッチの生まれ変わる食事」という本も教えてもらいました。この本の中で、ノバク・ジョコビッチ選手はグルテンに非常に弱い体質であることがわかり、スランプに陥った時、パンやパスタなど小麦を含む食事を一切やめたところ、体調は驚くほど良好になり、試合で再び勝てるようになったというエピソードが紹介されていました。
 
グルテンを止めると、なぜか、カラダがどんどん健康志向に
 
この頃、私は体重を減らすための糖質制限は継続していたので、糖質を多く含む白米、パンやパスタ、うどんなどはあまり食べていませんでした(お蕎麦だけは好きだったので、月に1回くらいだけ「制限」のご褒美として食べていました)。

いろいろ学ぶうちに、グルテンだけでなく、牛乳に含まれるカゼインや白砂糖などもカラダには良くないことがわかり、次第にですが、私の食生活は、グルテンフリー、カゼインフリー、シュガーフリーを意識するようになりました。
 
すると、なぜか自然にお酒の量が減っていきました。気づいた時には、割と簡単にお酒をやめようかなという気持ちになっていました。お酒を完全にやめた時の体調の変化がこれほど大きいのかと衝撃を受けたのは、ある「朝」のことでした。

朝起きて窓を開け、太陽の日差しを浴びると「メチャメチャ気持ちいい!」のです。とてつもなく爽快!なのです。これは、飲酒の習慣があった時にはありえない経験でした。毎朝、ドヨーンと覚醒してるのかしてないのかよくわからない、頭痛と吐き気とともに起床していたあの頃とは、本当に雲泥の差なのです。
 
そんな清々しい朝がクセになり、今では5時半くらいには自然と目が覚めるようになりました。夜も9時をすぎると自然に眠くなります。5年前まで、午前3時とか4時ごろまで深酒をして、朦朧としてベッドに潜り込んでいた頃の生活とは、本当に一変しました。
 
そして、ふと思い返すと、「あれ、最近おなか壊してないな」ということに気づいたのです。もちろん電車の途中下車もしていませんし、急性胃腸炎も発症していません。最近どころかもう何年も下痢してないような、そんな感覚さえあるのです。
 
その理由がはっきりわかったのは、最近受けた「腸内フローラ検査」によってでした。