見出し画像

179 「まずはユーザーの課題解決に貢献しよう」というマインド。(稲田)2022/8/1

A. これをやったらどんな良いことあるんですか?
B. これをやろうと思うんですけど、どういうのが良いと思いますか?

似ていますが違いは大きい。
Aは質問で、Bは相談です。
Aは自社への見返りで、Bは顧客への提供です。

Web活用に向いている企業はBだと思っています。「まずはユーザーの課題解決に貢献しよう」というマインドの有無がWeb活用ではかなり重要です。

その思想は「インバウンドマーケティング」という言葉でも語られています。

インバウンドマーケティングとは
価値あるコンテンツと顧客それぞれに合わせた体験を創出し、相手を惹きつけるビジネス手法です。望まれないコンテンツでオーディエンスの邪魔をしかねないアウトバウンドマーケティングとは異なり、インバウンドマーケティングでは、オーディエンスにとって望ましい形で信頼関係を構築しながら、オーディエンスが現在抱えている問題を解決できます。

https://www.hubspot.jp/inbound-marketing


インバウンド手法とは
消費者、プロスペクト、顧客との間に有意義で長続きする関係を作り上げ、組織の成長につなげる手法です。インバウンド手法で大切なことは、相手の意図を汲み取り、支援を提供しつつ、バイヤージャーニーのあらゆる段階を共に歩みながら目的の達成をサポートすることです。
なぜなら、顧客の成功が自社の成功につながるからです。

https://www.hubspot.jp/inbound-marketing


インバウンド手法の実践
次の3つの方法で行います。

Attract(惹きつける)
有益なコンテンツや対話を通じてオーディエンスを惹きつけ、頼りになるアドバイザーとしての自社の存在感を高めます。

Engage(信頼関係を築く)
相手の課題や目標に合わせた情報やソリューションの提供によって、取引の成約の可能性を高めます。

Delight(満足させる)
購入した製品やサービスを使って顧客が目標を達成できるように、必要な支援を行います。

https://www.hubspot.jp/inbound-marketing


上記でも語られているように、Web活用で一番最初にやるべきことは「有益なコンテンツや対話を通じてオーディエンスを惹きつけ、頼りになるアドバイザーとしての自社の存在感を高めること」です。

だから、Web活用で成果を出すとしたら、「まずはユーザーの課題解決に貢献しよう」というマインドに親和性を持っている企業が向いています。これは企業の社風や文化に属する領域なので、MAを導入したりWebサイトをリニューアルする前に「自社はWeb活用に向いているだろうか?」という自問自答が重要になってきます。向いていなかったら別の施策を選択しましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?