見出し画像

失敗の分析は簡単で、成功の分析は難しい(阿部)

自分の信条で『プロジェクトはそもそもうまくいかない』があります。

様々な人が関わり不確定な要素が多い『プロジェクト』はそもそも、見通すことが難しく、どんなに準備しても、想定外のことが起こります。
どんなにワークフローやマニュアルがあっても、うまくいかないことは多々あります。
そんなときに、挫けない、めげないように、自分のハードルを下げる意味でもそう思うようにしています。

失敗の分析は簡単

あとから振り返り「なぜプロジェクトがうまくいかなかったのか」また、客観的に「なぜできなかったのか」「こうしてくれれば、もっと楽だったのに」と失敗したところや、改善点を指摘するのは実は簡単です。

誰の目から見てもうまくいかなかったところはわかりやすく、言語化しやすいからです。

これは、次の失敗を産まないという上でとても大切です。
そして同じ失敗を犯さないように、対策を立てることもとても重要です。

しかし、成功したプロジェクトを評価して、再現性を高めることは、そう簡単ではないと思っています。

成功の要因は言語化しづらい

「プロジェクトがうまくいった」「クライアントが喜んでくれた」「成果が出た」などのプロジェクトの成功は、必ずしも再現性の高いワークフローや手段、戦術から導き出せるものではないからです。

それが実現できたのは担当者の「粘り強さ」や「あきらめない気持ち」「信じ抜いてやりきる」、「運」だったりします。
再現性の高いやり方で失敗を回避することはできても「成功」といえるところまでもっていくには、目に見えず言語化しづらい個人の頑張りが関係していると思っています。同じことをやったとしても、そこに見えない熱い何かがあることで、「成功」と「失敗」の分かれ道が表れます。それはほんの少しの差ではないでしょうか。

だからこそ、個人の意思やスキルアップが必要

誰がやっても平均点以上を採れるやり方を確立することは大切です。そして、さらにもう一歩突き抜けて、その先の景色を見るには個々の気持ちのもち用が重要なのではないかな...と思ったりします。

私たちのチームはそういうチームでありたいと、日々思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?